花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~レッド・カルサイト&端正な十字石~

2016年06月10日 | 天然石標本
本日で最後のご紹介となるのがこちら
新種と思われる『レッド・カルサイト』です。
購入した先は恐らく以前にも珍しい
『ピンク・アポフィライト』を買ったのと
同じ店だと思います。
インド系(?)の方がオーナーさんで
石の詳細についてはあまりわかりませんでした(泣)。


『red calcite(仮称)←赤いインクルージョンが不明なため』
インド・アウランガーバード産


カルサイト独特のマッチ箱の結晶の中に
赤い靄のようなインクルージョンがくっきりと入っています。
このインクルージョンが一体何なのか?
ネット等で調べてもさっぱりわかりませんでした。
あくまでも想像ですが、私が大好きな
オレゴン・サンストーン(インクルージョンは銅)や
赤富士水晶(インクルージョンはヘマタイト)にも
似ているような?





角度を変えて撮影すると一層赤い靄が鮮明になります。





ちなみにアウランガーバードは
つい最近入手したレッド・アポフィライト(ブログ2015.10.5参照)と
同じ産出地だと思われます。
最近、この地方では新種の鉱物が色々と採掘されているようですね。



そしてもう一つ
こちらも以前ブログでご紹介した
十字石=スタウロライトです。
前回のより形が更に端正でサイズも大き目です。
見る度に思いますが、自然の造形美は人智をはるかに超えています。
どうしてこれほど綺麗な十字が形作られるのでしょう?
石の詳細につきましては、過去ブログ(2011.2.15)をご参照下さい。







今日で全ての戦利品のご紹介が終了です。
次回は10月辺りでしょうか?
どんな素敵な石と出逢えるか今からとても楽しみです♪
とりあえず今日は
天然石の単発セミナー(レインボー・クォーツ)を受講してきます!



コメント (1)
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天然石標本~千枚はがしとモスグリーンの扇~

2016年06月08日 | 天然石標本
今日ご紹介するのは形がものすごくユニークな鉱物二種です。
一つ目はこちら
以前、美麗結晶のアクアマリンと
共生しているマイカ(=雲母)をご紹介したことがあります。
(2010.12.14ブログ参照)


『muscovite(和名:白雲母)』


ネット等による詳細は以下の通り


ガラス光沢または真珠光沢があり、無色または白色透明。
六角板状の結晶で、薄くはがれる。
この特徴のため、『千枚はがし』の別名も。
単斜晶系。ペグマタイト中のものは大形で、
電気絶縁材料に利用。





これだけ見事に特徴が現れた石を
ゲットできるのは珍しいことだと思います。
お店で目にした瞬間、おお、これは凄い!と感動。
恐る恐る値段をお聞きしたところ
思いがけずも良心的な価格で非常に助かりました。
千枚はがしの異名を持つ石ですが
実際にSGMセミナーでも試したことがあります。
セロファンのように果てしなく薄く剥がれていくのには驚きです。
とても石とは思えない!
もっとも今回入手した石ではもったいなくて
試してみたいとは思いませんけどね(苦笑)。



二つ目はこちら
扇状のエピドート=緑簾石(りょくれんせき)です。
こちらも名前の通りの形状ですね。


『Epidote(和名:緑簾石)』


書籍及びネット等による詳細は以下の通り



緑簾石はグループ名。
十種の鉱物からなるが、その中の代表がこの緑簾石。
組成中で鉄分よりもアルミニウムが多くなると、
グリーンは薄くなり、
灰色や淡い褐色に変化し『クリノゾイサイト(斜灰簾石)』となる。
明るいグリーンの石は、ピスタチオ(ウルシ科)の実の色に
似ていることから『ピスタサイト』。
『デルフィナイト』(フランス産黄緑色の石)、
『アレンダライト』(ノルウェー・アーレンダール産のくすんだグリーンの石)。
水晶中にも含まれて結晶し、日本では“草入り水晶”と呼ばれる。
マンガンを含むと紅色となり
『ピーモンタイト』(和名:紅簾石(こうれんせき))と呼ばれる。
それを多量に含むために赤く縞状になったものが
『紅簾石片岩(こうれんせきへんがん)』。
埼玉県長瀞のものは天然記念物に指定。
『エピドート』の名前の由来はギリシャ語で『増加する』
という意味の『Epidosis』から
結晶の状態の特長から由来する。
また、和名の『緑簾石』は同じく結晶の状態の特長からの由来で
緑色で『簾(すだれ)』に似ていることから。
代表的な色は名前の示すように濃い緑色~黄緑色で
色の濃淡は含有する鉄の量で決まる。
同グループには『ゾイサイト:灰簾石』があり
『ゾイサイト』の青色系は『タンザナイト』
桃色系は『チューライト』。
名前の由来は1801年フランスの鉱物学者によってエピドートと名付けられた。





色合いは若干地味ですが
見事な扇状が気に入りました♪
どちらも同じ店で購入したのですが
まだ新規出店だったためか
値引きしてもらえました!
また一つ、新しいお店が増えて嬉しいです!!


次回は戦利品ラストにして
完全に新種らしいレッド・カルサイトをご紹介したい思います。
ぜひともお楽しみに♪


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天然石標本~フローズン・ダイキリ&星の煌めき~

2016年06月07日 | 天然石標本
今日から少しずつゲットした戦利品をご紹介していきたいと思います。
最初はこちら、見た瞬間、あ!大好きなフローズン・ダイキリだ!と
実際にはアルコールが苦手なので、サーティーワンの夏季限定アイス
ダイキリでしょうか?(笑)。


以前ブログにもクリソコーラの上に
水晶が乗ったタイプを
ご紹介したことがあります。
こちらはどちらかというと
水晶の中にクリソコーラが内包した感じ?
瑞々しくて、夏場のスイーツにピッタリ!



『chrysocolla in quartz』
 ペルー産

詳細については過去ブログ(2013.6.13)参照







角度を変えて撮影してみました。
より透明度がアップ!?






実はこの石を購入した店が偶然にも
SGMセミナーでご一緒した方がオーナーをされているお店
声をかけられてビックリました!
しかも以前からちょくちょく購入している店だったので
改めて石の世界は狭いと実感しました。
彼女とはまた単発の天然石セミナーでご一緒できそうなので
お会いするのが楽しみです♪
ちなみに値段も半額にしていただけたので
Iさんには感謝です!


続いてはこちら

今回のフェアで恐らくメインとなっていたカルサイト
星のかけらのような煌めきが素敵です♪


画像は全体と一部拡大したもの。
何となくですが、スターマイカを彷彿とさせるような色合い?
拡大した方はグレープフルーツのプチプチ感にも似ていますね。










カルサイトは和名『方解石』と呼ばれ
通常は「どこまでもマッチ箱を押し潰したような形に割れる」
劈開性の性質が強く衝撃に弱いという特徴を持ちます。
化石を構成する成分の一つでもあります。
今回ゲットしたカルサイトは、
キラキラカルサイトの代表でもある
エルムウッド鉱山産の閃亜鉛鉱カルサイト(=ゴールデン・カルサイト)群晶に
似ているでしょうか?


次回は形がユニークな石をご紹介したいと思います。

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明日で最終日

2016年06月06日 | 日記
先週の金曜日から始まった『第29回東京国際ミネラルフェア』ですが
明日で最終日ですね。
私は初日に参加したのですが
入場列が例年以上に長蛇になっていて仰天しました。

そして今回メインになった石は
恐らくカルサイトだと思われます。
そのおかげか非常に珍しいレッド・カルサイトをゲットできました♪

また、SGMセミナーでご一緒した方のお店も
今回ようやく判明しました。
何度も購入したことのあるお店だったので二重の意味でビックリ!
こんなことってあるんですね~。
それだけ石の世界は狭いって証拠でしょうか?(笑)

明日からゲットした戦利品をご紹介していきたいと思います。
とりあえず今日はとても豪華で美しい白芍薬の画像をお届けしますね。
以前、ミモザを入手した花屋さんです。
あれ以来すっかり常連になっています。
この店の品ぞろえは中々にシャレていますね♪









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