花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~スファレライト~

2019年12月25日 | 天然石標本
今年最後にご紹介する戦利品はこちら


「スファレライト(和名:閃亜鉛鉱・せんあえんこう)」

ネット等による詳細は以下の通り。
(一部過去ブログより抜粋)

熱水鉱脈にガレーナ(Galena「方鉛鉱」)や
ドロマイト(Dolomite「苦灰石」)などと共産。
当軸晶系四面体半面像晶族に属し、
斜方十二面体やその他の結晶体で発見されることが多く、
他にも塊状、粒状、ぶどう状、緻密な晶癖のものが見られる。
無色や白色もあるが、含有される鉄分により
黄色、オレンジ色、褐色、黒色に。
ジンクブレンドまたはブレンドの通称がある。
これは共産するガレーナと形や色が似ていて
惑わされやすいところから付けられた。
なお、名前の由来はギリシャ語で
裏切りの意味である「sphaleros」に由来。

スファレライトは、鉄分含有率の高いものが多く、
そのために濃赤~黒色で不透明なものがほとんど。
基礎になっている鉱物は硫化亜鉛で、
純粋なものほど白~黄色の透明度の高いものになる。
鉄分が少ないスファレライトの中には、
べっ甲のような飴色のものがあり、
その見た目から「べっ甲亜鉛」と呼ばれることも。
また、カドミウムの含有率が高くなるにつれ、
赤みが強く出るようになる。
屈折率は高いほど、
石の内部で反射する光の量も多くなることから、
輝きが増すことに。
その最高峰がダイヤモンド(屈折率2.42)で、
スファレライトも屈折率2.37と、
ダイヤモンドに匹敵する屈折率を誇っている。
また、分散度はダイヤモンドの約4倍で、
良質なものからはファイア(虹色の輝き)を見ることができる。
そこから透明度が高いものは
クライオフェンとの別称も持ち、「幻惑の石」と呼ばれることも。
しかし、モース硬度3.5~4と硬度が低く、
劈開も四方向に完全(四方向に向けて簡単に割れてしまう)であることから
宝石と名乗ることはできず、
また、複雑なカットが難しい職人泣かせの石でもある。





私が購入したのはまさにべっ甲のような飴色の石でした。
値段はそこそこでしたが、透明度も比較的高いようです。
何よりダイヤモンドを凌駕する輝きといううたい文句に
一番惹かれてしまいますね


拡大した画像はこちら




ファイアまでは確認できませんが
独特の色合いが美しいと思います。

最後に
池袋ショーでは2000円以上石を買うと
一度福引に参加できるのですが
今回珍しく7等が当たりました!(笑)

色々迷った末、選んだのはこちら




アンモナイトの化石です。

自分では絶対に買わないので
貰うなら良いかなぁと。

ぜひ友人の息子さんにプレゼントしたいですね!


今年も様々なことがありました。
特に台風による自然災害は過去未曽有
いまだに平穏な日常を取り戻せていない方も
大勢いると思います。
来年はもう少し穏やかな一年であることを願うばかりです。


改めまして

“MerryChristmas!&HappyNewYear!”


来年ものんびり更新していきますので
気長にお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然石標本~ピンクトルマリンの花びら&ミントフラッペのプチ・カルサイト~(追記有り)

2019年12月24日 | 天然石標本
今日はクリスマスイブですね。
皆様どんな夜をお過ごしになるのでしょうか。
我が家は家族でクリスマス
私がケーキ担当なので
予約したケーキを受け取って
花を買って帰ります。


さて、前回に引き続き戦利品のご紹介です。


今回はこちら



花びらみたいに可憐な
ウォーターメロンタイプのピンクトルマリンです。
(トルマリンについては過去ブログを参照下さい)

ウォーターメロンの代表は
ピンクトルマリンの周りを
グリーントルマリンが縁取るタイプ

こちらは透明なトルマリンの周りを
ピンクが縁取り
まるで可憐な花びらのよう

基本トルマリンは元々の値段が高く
こちらもグラム価格だったので
そこそこのお値段がしました(苦笑)。


続いてこちら

このお店は学者のような
年配のおじさまの店



ミントフラッペそっくりの
美味しそうなミントグリーンの
カルサイト小片
とびきり綺麗な色にうっとり~

同じグリーンカルサイトは
他のお店でも見かけましたが
色合いでは断トツの美しさだったと思います。

産地についてですが、
グリーンカルサイトは主にアフリカやアフガニスタンで
採れるそうです。
特に色の美しいものはアフガニスタン産が多いとか。
恐らくこの石もアフガニスタン産のものでしょうか?
非常に脆く、研磨には向かないため残念ながら宝石にはなりません。
また、紫外線による退色があるので
保管には十分注意が必要だそうです。


袋に詰めてもらっている間
珍しいオイル入り蛍石も見せていただきました。
オイル入りの水晶はたまに見かけますが
蛍石は「初」かも!
色々勉強になったお店でした。


次回は今年最後の戦利品
単体では初登場の「スファレライト」を
ご紹介したいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然石標本~蛍石三種~

2019年12月20日 | 天然石標本
遅くなりましたが、
本日より池袋ショーでの戦利品を
順次ご紹介していきたいと思います。

今年も池袋は熱かったです!(笑)


最初はこちら




人目を惹く美しさではピカイチです!


水晶のように透明な蛍石の中に
色鮮やかなグリーンの
インクルージョンに似た二層形態
ここ最近、出回り始めた新種らしく
この店以外でもあちらこちらで同じ石を見かけました。





更に角度を変えて撮るとこんな感じに


今年は期待大の第二会場で入場待機列に並んだんですが
(私以外はほぼジオードクラッキング参加希望者でした・笑)
あまりの美麗さに一目惚れ
グラム価格だったのでかなり値段が不安だったものの
ショッピング運を占う意味でも
一発目の石は大事!と半ば自分に言い聞かせて
購入を決めました。

改めて見ても綺麗ですよね~!
決め手は端正なグリーンの三角形
大きさもそこそこの
なかなかの逸品です。
フランス人のイケメンさんに「ありがとう」と
言われ、幸先のいいスタート。


続いてはこちら。




こちらも同じようにフランス系のイケメンさんのお店
但し、こちらは美人の女性パートナー付き(笑)


蛍石としてはポピュラーな色ですが
母岩(?)部分まで綺麗な菱形で超可愛いです。




角度を変えるとこんな感じに
ミントグリーンの菱形がなかなか端正


最後はこちら
珍しく日本人の若い男性が出店者
眼鏡をかけたいかにも理系男子のお店でした。




さすがに蛍石はもう購入をやめようと思っていたのですが
糖蜜をまぶしたようなこの愛らしさにノックアウト
絶対に手放したくない~!と
即お買い上げ




実は代金をお支払いする際
別の蛍石の値段と間違えて
千円安く支払ってしまったんですが
人の良さそうなオーナーさんが
「(私が支払った価格で)イイですよ~」と
仰っていただき
思いがけずもお値引き価格でゲット
いやもう恥ずかしかったです(汗)
今にして思えば、初出店ぽかったので
きっとおまけしてくれたんだろうなぁと
ホント有り難いやら申し訳ないやら
(す、すみません!)


それにしても今回は蛍石の当たり年だったんでしょうか?
どこもかしこも蛍石だらけで
「蛍石、飽きたよ~」と
呟く男性もいたりして
蛍石大好きな私にはワクワクものでした。

水晶と並んで蛍石も毎年何らかの新種が出るので
コレクターとしては集めるのが大変なんですよね
その分、面白さもありますが。

ちなみに蛍石についての詳細は過去ブログをご参照下さい。
もはや何回も登場しているので
ご存じの方も多いと思いますが(笑)。


次回は花びらのように可憐な
ピンクトルマリン(ウォーターメロンタイプ)と
爽やかなミントグリーンのプチ・カルサイトを
ご紹介しますね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年クリスマスツリー&リース

2019年12月13日 | 日記
すっかり遅くなってしまいましたが、
今年のクリスマスツリーとリースの画像をアップします。


今年のテーマカラーは
令和初のクリスマスということで
「紅白」!
といっても単に赤白では面白くないので
シャンパンカラーの白に
ピンクレッドの赤と
ちょっぴりお洒落にしてみました。
二羽の小鳥も仲睦まじく
白いオーナメントボールは
まるでシンデレラに出てくる馬車のよう












クリスマスリースは去年お蔵入りした
シンプルで可愛いもの
今までにない形ですね





家族にもなかなか評判が良いです。


最後に、今年も無事池袋ショー初日参戦して来ました。
もはや当日券購入列より
前売り購入済みで並ぶ待機列の方が長いという!
来年からは考慮しないといけないかもしれませんね(苦笑)

それにしてもここ数年の池袋ショーの勢いには驚かされるばかり
ジオードクラッキングなんて
開始当初はあまりにも人気がなくて
手当たり次第に、やりませんか?と誘っていたほどなのに
今では最初に整理券を貰って
更にその整理券で参加権利を得る抽選をするという
人気っぷり!
皆さん、しっかりスマホ撮影したりと
これも一つのインスタ映えというやつでしょうか?
明日以降参加の皆様で、
ジオードクラッキングを希望される方は
ぜひがんばって抽選を勝ち抜いて下さいね!

最近は第二会場で素敵なお店に巡り合うことが多いので
私も今年は思いきって第二会場の列に並びました。
(第二会場に並ぶ人のほとんどはジオードクラッキング目当て)
まあ、結果としては『大正解』でした!(笑)

戦利品については後日、
こちらのブログで
ご紹介していきますね

お楽しみに~!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする