花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~ベータ・クォーツ~(追記有り)

2011年06月10日 | 天然石標本
今週最後にご紹介するのは
ベータ・クォーツ――そろばん型水晶です。
通常のベータ・クォーツが高温(摂氏573度~870度)で結晶するのに対し
ロシア産のそろばん型水晶は低温の条件下で成長しながら
高温型の形になるというとても変り種。
ちなみに和名の由来は見た目の通り。


『QUARTZ』
Dal’negorsk Russia産





ミルキー色のとても小さくて可愛らしい石です。





やや斜め上から見た画像です。


このそろばん型水晶
クラスター(群晶)タイプもあるので
次回はぜひそちらをゲットしたいです!


以下はおまけの天然石です。





薄いグリーン地に目玉みたいな
赤茶色の模様がユニーク。
天然石標本としてというよりは
つい心惹かれて手が出てしまった品です。





サイズは手の平に乗るぐらいでしょうか。
結構ずっしりと重い感じ。
卵型なのでなかなか触り心地が良いです。


これは以前にもブログでご紹介した
『ピクチャード・ジャスパー』の一種かと。
(2011年1月20日着物の柄模様参照)


後日、ネット上の天然石のお店で似たような石を見つけました。
マダガスカル産のジャスパー・エッグと書かれていました。
恐らくこの石も同じものだと思われます。


以上で今回新宿ショーで入手した石は全て終了です。
今年は出店数も少なく
若干寂しい会場だったんですが
それでも素敵な石の数々に出逢えて
とても嬉しかったです!
また次回、次は恐らく秋以降になると思いますが
ミネラルマーケットに参加しましたら
新たな天然石をご紹介できればと思っています。

コメント (4)
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天然石標本~ガネーシャ・ヒマラヤ水晶~

2011年06月09日 | 天然石標本
今日ご紹介するのは
ガネーシュ・ヒマール地方で取れた
緑水晶(緑泥石入り水晶)です。


ネット及びお店の方の説明によると


「ガネーシュ地方はネパール王国の首都
カトマンズの北東にそびえたつエベレスト山脈の中でも
ヒマラヤがある最も天空に近い場所にある。
ヒマラヤはヒンズー教における
シヴァ神が住む聖なる山。
サンスクリット語で「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」を意味する。
また、ガネーシャ(ガネーシュ)は、
破壊と再生を司る神シヴァと
その妻パールヴァティーの息子で
絶大な人気を誇る神でもある。
聖なる土地で採れるヒマラヤ水晶は
ヒーリング効果の高い石として大切にされている」



『Green Quartz』
 ネパール、ガネーシュ・ヒマール産





ちなみに緑水晶とは
緑泥石(『chlorite』:クローライト)を
インクルージョン(内包)する水晶のこと。
苔のようなクローライトによって
最近ではガーデン・クォーツ
(水晶の中に庭が見えることから和名を「庭園水晶」)
としても有名です。
もちろん、ガーデン・クォーツという名称自体
明確な定義ではなく
あくまでも見たイメージから名付けられたとか。





星形クラスター(群晶)側からの映像です。
小さくてとても可愛らしいです。





大きめの水晶をアップにした画像です。
水晶中の緑泥石が見て取れるかと。


購入したのはインド人のお店だったのですが
売り子のお姉さんがとても綺麗な方で
ヒマラヤ水晶について色々と教えてくれました。
サイズが小さかったこともありますが
値段はとても良心的でした。


明日はベータ水晶をご紹介したいと思います。
ベータ水晶は別名そろばん水晶とも呼ばれる
一風変わった形の水晶です。



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天然石標本~ピンクトパーズ~

2011年06月08日 | 天然石標本
昨日に引き続き、今日ご紹介する天然石は
今回の新宿ショーで入手した中でも
目玉中の目玉――ピンクトパーズです。
ずっと以前からパキスタン産を
狙っていたんですが
宝石質でとても綺麗な石が手に入りました!


『Pink topaz』
 Pakistan産


書籍及びネット等による説明は以下の通り


「トパーズの和名は黄玉
 OH(水酸基)タイプの結晶の中には
 『インペリアル・トパーズ』と呼ばれ、
 オレンジ味帯びた黄色やピンク、紫色の石がある。
 F(フッ素)タイプの結晶は黄色や褐色の石。
 ただし、こちらは恒久性がなく、
 光の下で次第に退色する。
 両タイプともクリベージ(劈開:へきかい)という性質があり、
 柱面に直角に割れる。
 古代ギリシア、ローマ時代には
 トパーズはペリドットを指していた。
 ギリシア語で探す行為をtopaziosという事から命名。
 後に現在のトパーズに充てられるようになった。」


ちなみに和名である黄玉の由来は
最初に日本で紹介されたトパーズが黄色だったからとか。





実際の色はピンクというより
泡が弾けそうなシャンパンロゼ
インペリアルトパーズ独特の色合いは
シャンパンカラー(あるいはシェリー酒色)と言われていますが
そちらをドンペリとするならば
こちらはさしずめピンドンでしょうか。





光の加減で透明度の高さが解かります。


宝飾業界におけるピンクトパーズは
ブラジル産のインペリアルトパーズを
加熱処理したもの。
これに対してパキスタン産の天然ピンクトパーズは
F(フッ素)が混ざっているためか
どうしても退色が懸念されるようです。
そのせいで宝石市場からは消えてしまったとか。
天然石好きの間でのみ人気のある石なのかもしれませんね。





上から見た画像です。


購入したのはアラブ系の
とてもフレンドリーな白髪のおじいさんのお店でした
(このおじいさん、日本語が全く話せません・笑)
ここでは以前、ハックマナイトを購入したことがありますが
英語しか話さないのに何故だか売り上手!
客が興味を示した石を
good!(良いのを選んだね!)とニコニコ笑顔で褒めてくれます。
私が選んだピンクトパーズも
とても品質の良いものだよ!
(多分こんな事を英語で喋っていたような…?)
と、思いっきり褒められて
値段は若干お高めだったんですが
購入を決めちゃいました。


それにしても今回は震災後のせいか
海外出店の方がいつも以上に
とても親切に感じられました。
片言の日本語で「アリガトウ!」と
言われるのはちょっぴり照れくさかったです。


それでは明日はヒンズーの神様の名前がついた
ヒマラヤ産の緑水晶をご紹介したいと思います。
こちらもなかなかに珍しい品なので
ぜひともお楽しみに♪
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天然石標本~色とりどりの石~

2011年06月07日 | 天然石標本
今日は新宿ショーにてゲットした
戦利品の中から三種類の天然石を
ご紹介したいと思います。


購入したのはいつも親しみやすい笑顔で
出迎えてくれる鉱石おばさんのいるお店
細やかなアポフィライト(魚眼石)のクラスター(結晶群)と
ゾーニング効果を持つ水色のフローライト(蛍石)
それに水晶独特のくっきりとした六角柱状を成す
ローズクォーツ(紅水晶)の三点。


『APOPHYLLITE』
  Jalgaon Maharashtra,India産





これで三つ目のアポフィライトですが
ざらめ菓子みたいな細かい結晶は初めて。
色も綺麗なエメラルドグリーンで
アポフィライトはどれもそうですが
思わず手が出てしまいそうな美味しいイメージがあります。





『FLUORITE』
  Chumar Bakhoor,Nagar Northern Areas,Pakistan産





こちらはゾーニング(層)が美しい
夏の水菓子みたいなフローライト(蛍石)です。
この透明感を撮影するのにものすごく苦心しました(笑)。





上から見るとこんな感じに。


『ROSE QUARTZ』
 Colonel Hurta Minas Gerais,Brazil産





最後が紅水晶のクラスター(結晶群)
以前、紅水晶の回でも書きましたが
パワーストーンとして一般的に流通している
ローズクォーツは元来、紅石英と呼ばれるもので
水晶独特の六角柱状の結晶を持つ
ローズクォーツはとても稀少です。
なのでお値段も紅石英の約10倍ほどに(苦笑)。
その中でも今回ゲットした紅水晶は
とても端整な一品。





反対側から見た画像です。
中央部分の六角柱状がはっきり解かるかと。


上記三種類の天然石についての詳細は
過去ブログをご参照下さい。


(魚眼石:2010年7月20日付けブログ
 蛍 石:2010年8月6日、10月6日、2011年1月5日、3月3日付けブログ)
 紅水晶:2010年7月13日付けブログ)


明日は今回ゲットした中の目玉中の目玉
ピンクトパーズをご紹介したいと思います。
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初めての先着プレゼント(水晶3個セット)

2011年06月06日 | 天然石標本
二週間ぶりのブログ更新です。
最近はすっかり滞りがちで
久しぶりというには心苦しい限りです。


さて、前回のブログでもお知らせしましたが
今年も新宿のミネラルショーに参加してきました~!
震災のせいで一時期開催が危ぶまれましたが
大勢の石を愛する方々のご尽力もあり
無事開催と相成りました。


石友さんから譲ってもらったチケットを持って
いざ初日の会場へ
ここ数年、初日参加は常なのですが
先着150名プレゼントなどという企画で
過去一度たりとも縁のなかった私が
今回は生まれて初めて水晶3個セットを頂きました♪


しかも番号は148番目(笑)
整理券を配布していたスタッフの方も
これで終わりですね~などと呟きながらの
ギリギリでのゲットでした。


以下は水晶3個セットの画像です。





箱から取り出した画像です。
左からルチルクォーツ(研磨タイプ)
水晶(クォーツ)
ハーキマーダイヤモンドの順。
鉱石見本なので
プラスチックケース入り&説明書付きでした。





元来、くじ運が悪く、懸賞や景品が当たることも
ほとんどないので
偶然とはいえとても嬉しかったです。
無料でもらえるから更に得した気分♪


それでは明日からは入手した戦利品を
順々にご紹介していきたいと思います。


※ ハーキマーダイヤモンドは名称に『ダイヤモンド』が付きますが
  実際には水晶の仲間です。
  これもいわゆるフォールスネームですね。

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