花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~手鞠模様の石~

2013年01月11日 | 天然石標本
今日は鏡開きです。
明日からはお正月気分も終わりですね。
さて、本日ご紹介するのは
手鞠模様のプレッシャー・ジャスパーです。
和風なイメージなので
鏡開きの日にはちょうどいいかなと(笑)。


『Jasper(和名:碧玉)』
 アメリカ産


書籍及びネット等による詳細は以下の通り


特殊な条件で形成された不純な石英の集合。
微粒状の鉄鋼物や粘土鉱物を含んで形成されたので不透明となった。
アゲートやカルセドニーと比較して大型で産出。
アゲートやカルセドニー同様に色や模様で多くの固有変種名を持つ。
『出雲石』(島根県花仙山産)、
『赤玉石』(新潟県佐渡島産)、
『錦石』(青森県竜飛岬産)が有名。
また、室内で石を鑑賞する日本の文化、
水石(すいせき)の世界では、
ジャスパーは色彩石や文様石として愛されている。
花紋石として有名な菊花石もジャスパーの仲間。






赤とピンクのとても可愛らしい模様です。
和紙や着物の柄にこんなのありますよね?
こういった非常に珍しい模様の石は
理屈抜きで欲しくなってしまいます。
頭にプレッシャーと付くのは恐らくですが
形を平板状にした、という意味ではないかと。





反対側から見るとこんな感じ。
サイズは手の平に乗るぐらい。
ちなみに上記で出てきた菊花石は
過去にこのブログでも登場しています。
(2011.4.5ブログ参照)


本日で戦利品最後のご紹介となります。
しばらくの間ブログをお休みすることになりますが
また珍しい天然石等をゲットしましたら
こちらでご紹介したいと思っておりますので
その節はぜひ遊びにいらして下さいね。


1月から2月にかけては蝋梅の季節。
今の家に引っ越してすぐの頃
宝登山ロウバイ園に花見に行ったことがあります。
あれからすっかりご無沙汰に…。
ロープウェイ待ちの時に食べた
鮎の塩焼きがすごく美味しかった記憶があります(笑)。





コメント (2)
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天然石標本~バイカラーのリチア電気石~

2013年01月10日 | 天然石標本
昨日のブログでは金曜日更新と書きましたが
その前にこちらの石をご紹介したいと思います。
バイカラー(二色)のリチア電気石です。


『Elbaite』
(和名:リチア電気石)


リチア電気石に関する書籍及びネット等の詳細は以下の通り


リチア電気石とは電気石=トルマリンの一種。
特にリチウムを多く含むものを指す。
緑色が基本だが他に赤、青、ピンク、黄色など様々な色を示し
2色から多色に及ぶグラデーションを持ったものまで色彩鮮やか。
トルマリンの名前は主要産地スリランカの言葉である
シンハラ語の「turamali(宝石の砂礫)」に因んでいるが、
エルバイトの名前はこのトルマリンが最初に発見された
イタリアのエルバ島に因んでいる。


また、トルマリンとは結晶の両端それぞれが
+と-に帯電するため電気石の和名を持つ。
複雑な科学組成を多く持ち、現在は10種類。
色により固有の宝石名を持つ。
緑色(バーデライト)赤色(ルベライト)
赤紫色(シベライト)青色(インゴライト)
黒色(ショール)無色(アクロアイト)。
『クロム・トルマリン』(エメラルドの鮮やかさ)。
銅を発色しているトルマリンはブラジルパライバ州から発見され
『パライバ・トルマリン』と名付けられ、
その鮮やかさから「ネオン・カラー」とも呼ばれる。
トルマリンの電気的性質に気づいたのはアムステルダムの宝石商人、
この石を刻みタバコの灰を吸い取るのに使い、
アッシェントレッカー(灰を吸い付けるもの)と呼んだ。
宝石名としてはセイロンに習いトルマリTurmaliに。

キャッツアイ変種やパーティ・カラード変種は各色に見られる。
2色はバイカラー、3色はトリ・カラーと呼ぶ。
特に『ウォーターメロン・トルマリン』
(周囲が緑色で中心部がピンク色。西瓜という意味)の
バイカラー・トルマリンは有名。






真っ白な石英の母岩に少し太めのリチア電気石が
二つくっついています。
後日知ったんですが、母岩付き標本は結構珍しいみたいですね。
購入したのは赤と青のスピネルを買ったお店と同じ。
実は店頭で最初に目についたのがこの石。
リチア電気石の標本は以前から一つぐらいは欲しいなと
思っていたのですが
意外と値が張るのでずっと手を出し損ねていました。
今回こんな端整な標本が手に入って非常に満足です♪
ただ産出地が表示されていなかったのが唯一残念。
スピネルと一緒だとすると
恐らくはアフガニスタン産でしょうか?
(お店の方もアラブ系でしたし)






やや斜め上から見るとこんな感じに







ひっくり返すとこんな感じになります。


ちなみにバイカラーというのは
草色の明るい部分と暗い部分の
二層に分かれていることを指します。
純粋なバイカラーというよりは
グラデーションに近いのかな?


それでは次回更新は明日金曜日になります。
最後の戦利品のご紹介になります。
その次は恐らく6月の新宿ショーが終わった頃でしょうか。
その前に石友さんと天然石のお店巡りが
できるかもしれませんので
その際にはまた何がしかアップできたらと思っています。
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天然石標本~うぐいすめのうと乳白色オパール~

2013年01月09日 | 天然石標本
新年明けましておめでとうございます。
本年ものんびりまったりマイペースで
ブログを続けていこうと思っていますので
どうかよろしくお願いいたします。
遅ればせながら昨年の師走にゲットした
天然石の残りをご紹介したいと思います。


新春ということで今回ご紹介するのは
春一番の鳥――うぐいすめのうと
乳白色のオパールです。


めのう(瑪瑙)とはカルセドニー(玉髄)の一種で
その中でも特に縞模様がはっきりした石を指します。
カルセドニー(玉髄)については過去ブログ
カーネリアンの回にも登場したので
詳細については割愛しますね。
(カーネリアンについては2010.10.28ブログ参照)


今回ご紹介するうぐいすめのうとはネット等の詳細によると


ブラジル産の上質なめのうを国内の天然石の加工業者が
特殊な技法で4~6ヶ月もの長い時間をかけ
ゆっくりと着色させた石のこと。
何年たっても色あせることがなく
この技術、工程は大変複雑で、企業秘密とされている。


どうやら宝飾品の世界では結構定番の石みたいですね。


実際の画像です。





見ての通り、まさに綺麗な『うぐいす色』
色の鮮やかさと名前に惹かれゲットしました。
購入した先は青い石――デュモルティエライトと同じ店。
池袋ショーではすっかりお馴染みの店ですが
年配のご夫婦が仲良く店番をされていて
のんびりのどかな雰囲気。
お気に入りのお店の一つです♪
昔、セルレアイトというセルリアンブルーの
とても綺麗な天然石を購入したのもこのお店でした。
(セルレアイト=擬トルコ石については2010.8.3ブログ参照)





こちらの画像だと縞目があるのが
おわかりいただけるでしょうか?



この同じ店でもう一つ目を惹いたのがこちら
乳白色のオパールです。
一応ブルーオパールと名称がついていましたが
ブルーというよりはどちらかというとミルキーが強く
西欧のボーンチャイナの欠片みたいです。






若干画像が暗くてすみません(汗)
産地はブルーオパールで有名なペルーです。


オパールについても過去ブログに
何度となく登場しているので
詳細については割愛しますね。





それでは次回更新は金曜日
戦利品最後のご紹介になります。
ぜひともお楽しみに♪
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