今年も東日本実業団対抗駅伝の前哨戦という位置付けで標記駅伝に出場させていただきました。昨年、この駅伝で大きな自信となる成績を収めることができ、その後につながった大会です。チームは生き物であり、しっかりトレーニングを積んでいてもチーム状況ってこれほど違うんだなと思う毎日です。
毎年、今大会の記録が東日本実業団駅伝の記録とほぼ同じになるということから、現状のチームを知るために良い部分・悪い部分を知ることを知り、今後の取り組みにいかすことが狙いです。今年は練習環境も良くなり、昨年を上回る結果を日本人だけで出そうと挑みましたが、結果はギリギリ入賞の6位で悔しい結果となりました。関係者の皆様には申し訳ない気持ちで一杯です。あと3ヵ月、再度、チーム全体の引き締めを図り、本番にむけて取り組んで参ります。
今年はまさに真夏の駅伝、猛暑の中のレースとなりました。
1区13.2㎞
松村選手 区間10位 チーム10位
時間43分33秒 先頭と2分33秒差
区間賞を狙い挑みましたが、スタートから2㎞すぎに離れ、5キロ過ぎの登りでは一端、最後尾までさがる展開。蛇行して坂をのぼる状況で、最後尾の審判車から大丈夫かとマイクで問いかけられ、ようやく我に返ったという。8㎞すぎから、下りをつかいラスト5㎞を13分台で走るも大きく出遅れるスタートとなりました。要因は多々ありますが、明確になっていますので、同じことがないように今後対策して参ります。
2区 13.0㎞
木田選手 区間7位 チーム9位
時間38分45秒
2区終了時の先頭との差2分56秒
最年長らしい走りで一区の結果を巻き返す走りをみせた。区間賞とは1分離れされたが、区間2位とは33秒差。かなり前と空いた状態の中でも、前を追うゲームチェンジャー的な走りをみせてくれ、前の見える範囲で3区へ。
3区 15.7㎞
東選手 区間7位 チーム8位
時間50分57秒
3区終了時の先頭との差5分
一気に気温があがる三区。昨年1区で好走した東選手。序盤から落ち着いた走りで淡々と刻み1キロ3分~3分5秒で10㎞まで行くと、30秒前に4チームが見えてきた。これはいけると監督車に乗るメンバー全員が感じている中、アクシデントが発生。東選手も人生初となる『さしこみ』に・・・。ペースは3分40秒、50秒、4分と下がり、完走することだけに集中する展開へ急変。区間賞も行ける展開と本人も感じていただけに、くやしい走りとなりました。同じことを繰り返さないため、すぐに病院の予約をいれました。
これまでのチームでは、ここから流れを取り戻せない状態となり勝ちでしたが、今年のチームの成長はここから感じ取れました。
4区 15.9㎞
黒田選手 区間5位 チーム7位
4区終了時先頭との差6分40秒
昨年3区で一気に上昇気流をつくり、その後の実業団駅伝でもエース区間で快走した黒田選手が、1分22秒前を行くセキノ興産さんを抜き、さらに、その前を行くNTNさんのバトウチル選手を1分28秒差までに追い詰める走りで5区、五郎谷選手へ。完全に前の見えない展開から、確実な走りができました。1度はあきらめかけた入賞へ再度、挑戦の火をともす走りでした。
5区 13.8㎞
五郎谷選手 区間4位 チーム6位
今大会、ウルトラマラソン、富士登山競走と続き、どのレースもうまく走れず、疲労困憊であった五郎谷選手が気合の走り。区間賞には届きませんでしたが、登りのスペシャリストとして、着実に前を走るNTN Bチームをつめていき、ラスト3㎞でついに捉え、6位に浮上。サポートにまわった黒河選手は、五郎谷選手ののぼりの走り方をみて、まったくフォームが変らない走りに関心しっぱなしでした。
ゴール
6位 コモディイイダ
3時間58分14秒
※1位 小森コーポレーション 3時間50分26秒
2位 八千代工業 3時間52分40秒
3位 コニカミノルタ 3時間53分19秒
4位 警視庁 3時間55分00秒
5位 NTN Aチーム 3時間56分13秒
6位 コモディイイダ 3時間58分14秒
7位 NTN Bチーム 3時間59分18秒
8位 セキノ興産 4時間02分58秒
~上位8チーム~
昨年の八幡平駅伝でイイダ史上初めて、警視庁さんに勝利することができましたが、今大会は一度も影をみることなく負けてしまいました。さすがの安定感。学ぶところが多いチームです。
ゴール後、駆けつけてくださった東洋大学時代に大変お世話になった名スカウトとして知られる佐藤さんと記念写真。
大会に入る前から五郎谷選手は『佐藤さんに会えるかな』と話していたこともあり、お会いできうれしい限りです。
この駅伝で入賞できないチームで東日本実業団駅伝を突破したチームはほとんどない現実から、ギリギリですが6位になれたことはよかったと感じています。しかし、大きな取りこぼしが2カ所あるなど、課題も多くあり、チームを引き締める大きなきっかけとしたいと思います。間違いなくこのままでは突破できません。しっかり走り込みます。
★番外編★
翌朝、サポートに回った黒河選手が8㎞トライアルを実施。
結果 8㎞トライアル 6時30分スタート
時間24分32秒
★あんべ食堂の皆様★
これまでの遠征・合宿を含め、もっとも温かいおもてなしを受けたと思える民宿あんべさん。
大会翌日、距離走を行ったあとは、安部さんの子供たちとアクティブレストとして、バスケットを行いました。
サンフラワーというバスケットチームに所属する女の子2人。校内マラソンも毎回好成績とのこと。将来が楽しみです。おねえちゃんは、来年中学1年生になりますが、来年も一緒にバスケットしてくれるかな??
遠征中の買い物は、もちろんCGCグループのイトクさんへ
大会当日の夜、ミーティング後に、こどもたちとの花火。子供たちの笑顔は、一番の回復薬
大会前日の朝練習、警視庁さんと、たまたま練習場所が一緒になり、20㎞走を一緒におこないました。
互いにサポートに回る選手たち。よい刺激をもらいました。