こんにちは
甲子園。出身県の高校が勝ったのでテンション高めです。
昨日はMGCがどのような大会、レースかを簡単にざっくり話しました。
今日はMGCを開催する意味的なことを簡単にざっくり話したいと思います。
どうぞお付き合い下さい。
男子に限って話をしますが、今でこそマラソンは記録のレベルも上がり盛り上がりをみせていますが、一時期は記録も人気も低迷気味でした。
いわゆるサブ10、2時間10分を切る選手は現在たくさんいますが何年か前は10分を切る選手がなかなか現れなかったりもしました。
東京オリンピックまでに記録を向上させるためにどうするか考えられた結果MGCが考案されました。
これまで世界選手権やオリンピックの選考基準は矛盾を生じる場合があり、
男子では、別府大分マラソン、福岡国際、東京マラソン、びわ湖マラソンの4大会で選考してたんですが、気象などの条件で記録が左右されるのはもちろん、日本人1位で選考にするにしても、福岡国際マラソンの日本人1位よりも東京マラソンの日本人2位や3位が速かったりする場合もあったりして度々物議を醸しました。
基準をわかりやすく一発勝負のレースにしようとしたのがMGCです。
これでこれまでの選考レースのタイムの矛盾がなくなりMGCに出場さえできれば誰でもオリンピックのチャンスがあるという状況になったわけです。
タイムが一番速くなくてもMGCで勝てばオリンピックですからマラソンに挑戦する選手が増えたのもわかる気がします。
MGCで話題になったのはやはりこれでしょう。
日本記録を出せば賞金1億円!!
選手の前にニンジン吊るした感じですが実際男子では2回記録が更新され、1億円×2回授与されました。すごい…。
自国開催、賞金もあってマラソンは格段にレベル上がりましたね~。
またMGCにはマラソンの経験値を積ませるという利点があります。
初マラソン挑戦で選考レースを走り好走して代表に選ばれるってこと意外とあったりするんですね。これが。
しかし選考レースは冬に開催され設定された一定のペースで走るペースメーカーもいるので初挑戦でも走れたりするのは納得できます。
しかしいざオリンピック本番になると、勝負の世界。時季は暑い夏、ペースメーカーもいないため、ペースは乱れたり駆け引きがあったりするので経験がないと簡単に勝てるものではありません。
MGCに出ること自体にも選考レースが設けられそのレースで基準タイム、順位をクリアしなければないないので、
MGC選考レース
(走る人は何レースか走って選考されてます)
↓
MGC本番
↓
東京オリンピック
少なくとも東京オリンピックでマラソンを3回走ることになるんですね~。
半ば強制的なやり方ですが経験不足の解消という点では効果的かもしれないですね。
いかがでしょうか?
賞金だけではなく当たり前ですけどいろんなことが考えられてMGCは開催されるんですね~。
初めての試みで一体どんなレースになるのか興味深いです。
今日のところはここまでで。
また次回?