過去最高の結果となった2017年を各種目で各自が上回り、2018年は大きな飛躍の年となりました。
しかしながら、実業団チームとして会社から与えられた使命であるニューイヤー駅伝出場が叶わなかったことは本当にチーム一同、悔しい気持ちでいっぱいです。
2014年に監督に就任させていただいて以来、東日本実業団駅伝当日にやっと力を出せるだけのチームになったことは大きな進歩です。今年の襷を最後まで
つなげた自信をしっかりもって、来年の11月3日に挑みたいと考えております。
2018年は、3泊4日の夏合宿を一回だけ認めていただき実施をさせていただきました。その中でも選手たちのハングリー精神はすさまじく、監督として選手の頑張りには頭が下がります。
2019年は、当社の創業100周年の節目となることから、陸上競技部のニューイヤー駅伝出場権獲得を会社の100周年企画の1つのプロジェクトとしていただくことが決まりました。
環境もこれまでとは大きく変化し、出場を必達なものとして向かっていく覚悟です。
応援して下さる皆様とともに歓喜の声を熊谷であげれるよう精いっぱい取り組んで参ります。来年もよろしくお願い申し上げます。
2018年の年明けは故障や体調不良が多く、不発に近い形でのスタートとなりましたが、3月以降、チームから故障者がいなくなり、どんどんチーム力があがっていった一年でありました。
東日本実業団駅伝後も選手たちの目は来年にむかっており、29分台を出すのに苦慮していたことが嘘のように皆が何回も揃って走れるチームになっています。
2018年の種目別チーム内ランキング10傑の発表です。
●マラソン(上位8傑)
①金子晃裕選手 2時間17分57秒 PB
②黒田雄紀選手 2時間18分13秒 PB
③児玉雄介選手 2時間18分22秒
④土田純選手 2時間19分24秒
⑤岡山春紀選手 2時間26分02秒
⑥岡崎光選手 2時間28分57秒 PB
⑦渡邉晋史選手 2時間31分11秒
⑧五郎谷俊選手 2時間32分14秒
3選手が自己記録を更新しました。
タイム以上に黒田選手はつくばマラソン優勝(2018年はマラソン4本)/金子選手の大阪マラソン4位/土田選手の長野マラソン9位/岡山選手の大田原マラソン4位/五郎谷選手のグアムマラソン優勝は、コモディイイダの存在感を出したよい結果となりました。
駅伝中心で2019年も戦って参りますが、東京マラソンエリートの部には4選手が挑戦します。その中で、2時間15分を切る選手がでれば、チームとしても自信につながる一歩になると考えています。
●ハーフマラソン
①黒田雄紀選手 64分44秒 PB イイダ新
②ピーター選手 65分07秒 PB
③佐藤晃章選手 65分41秒 PB
④五郎谷俊選手 66分06秒
⑤国吉諒選手 66分12秒 PB
⑥松枝啓太選手 67分18秒
⑦木田貴大選手 68分02秒
⑧宮本甲斐選手 68分17秒
⑨金子晃裕選手 69分19秒
⑩山田雄喜選手 69分57秒
ほとんどハーフマラソンを走る機会がなかったが、2019年は、全日本実業団ハーフ・犬山ハーフ・深谷ハーフ・立川ハーフ・ゴールドコーストハーフ・仙台国際ハーフなどにも出場予定であり、ロード力をつけて参ります。
●10000m(10km)
①ピーター選手 28分33秒26 イイダ新
②東瑞基選手 28分54秒65 PB
③高橋光晃選手 29分05秒28 PB
④ウィリー選手 29分20秒00
⑤黒田雄紀選手 29分23秒69 PB
⑥木田貴大選手 29分30秒37 社会人ベスト
⑦山田雄喜選手 29分40秒21 PB
⑧宮本甲斐選手 29分46秒08 社会人ベスト
⑨黒河一輝選手 29分47秒03 PB
⑩金子晃裕選手 29分57秒72 セカンドベスト
チームとして何人もの選手が複数回自己記録を更新する結果を残すことができ、この10000mの記録の伸びと自信が駅伝の走りにつながったと思います。
2019年も3月末から積極的に10000mに出場して力をつけて参ります。
2019年は日本人28分台を4人以上育成します。
●5000m
①ウィリー選手 13分44秒41 イイダ新
②ピーター選手 14分11秒91
③東瑞基選手 14分11秒99 PB
④高橋光晃選手 14分14秒24 PB
⑤宮本甲斐選手 14分17秒00 社会人ベスト
⑥黒河一輝選手 14分23秒12 PB
⑦木田貴大選手 14分25秒94
⑧黒田雄紀選手 14分29秒41
⑨五郎谷俊選手 14分36秒67
⑩佐藤晃章選手 14分43秒30
5000mについても出場機会は少ないものの全体的にスピードがついてきたと思われます。
練習の段階でも近いタイムで走れているので、2019年はどこかで5000mを狙うレースも設定したいと考えてます。
来春は5000mで好記録ももつ選手が複数名入社することもあり、より質の高い練習をすることで、10000mのタイムにもつなげて参ります。
2019年は、これまで以上に全国レベルの大会に出場し、実業団選手たちの中でもまれ強くなります。
「速さから強さへ」
これまでは、ある一定レベルまでチームを引き上げてくることがニューイヤーへの近道としていましたが、高速化する近年、より爆発力のある選手育成をして参ります。
2018年10000m上位7名平均29分15秒(ケニア人は1名で算出)
2018年5000m上位7名平均14分14秒(ケニア人は1名で算出)