とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

あちこち「SYOWA」 389 岩崎宏美 聖母たちのララバイ.flv

2018-07-26 00:16:41 | 日記
私は当時この歌詞にいたく感動していました。自分と重ね褪せて聴いていたからでしょう。・・・こういう母性的な恋人がいたらすぐに飛んでいきたいとも思っていました。


岩崎宏美 聖母たちのララバイ.flv



「聖母たちのララバイ」(マドンナたちのララバイ)は、1982年5月21日にリリースされた岩崎宏美の28枚目のシングルである。規格品番SV-7209。


解説

原題は「聖母の子守歌」。前年9月に開始した日本テレビの2時間ドラマ枠『火曜サスペンス劇場』のエンディングテーマ(主題歌)であった同曲は、当初エンドロール用に放送される1コーラス分のみが制作されただけであった。ゆえにそれ以外のパートは製作・録音されておらず、発売の予定も立っていなかった。しかし、放送後に視聴者から作品化の要望が殺到したため、番組内のマスターテープを元に録音したものを製作し、抽選による視聴者200名のプレゼントとした。ところが、35万通を超える応募はがきが殺到し、過去に同様の企画を行った『西遊記』エンディングテーマ「ガンダーラ」の10万通を大きく上回ったため正式なレコードとして発売されることとなり、レコード会社間での紆余曲折の後、当時岩崎が所属するビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)でフルバージョンの制作が行われた。

発売2週目にしてオリコンシングルチャートで1位を獲得。岩崎自身1975年の「センチメンタル」以来約7年ぶり、通算3作目のチャート1位シングルとなった。セールスとしてもオリコン集計では80万枚を超え、累計では130万枚を超える大ヒットを記録し、同年のオリコン年間シングルチャートでは3位を記録した。

またこの曲でTBS『ザ・ベストテン』には、「すみれ色の涙」以来3作ぶりにランクイン(通算14週間)を果たす。また、同番組で1位(通算5週間)を獲得したのも、同曲が唯一であった。

同年11月には第13回日本歌謡大賞を受賞。年末の第24回日本レコード大賞にも期待が高まったが、楽曲前半のメロディーが映画『ファイナル・カウントダウン』の劇中BGMの「ローレル&オウエンス」 (Laurel And Owens) および「ミスター&ミセスタイドマン」 (Mr.and Mrs.Tideman) のメロディーと酷似していると、抗議のため来日した同曲の作曲者から指摘される。

本曲作曲者の木森敏之がこの類似点を盗作と認めたため、作曲クレジットが木森と、盗作された上記楽曲の作曲者であるジョン・スコットとの併記という共作クレジットに修正された。この結果、外国人作家が製作した楽曲を対象外とする当時の日本レコード大賞の基準に該当し、大賞どころかノミネートにも至らなかった。最終的には作曲者のクレジットがジョン・スコットとの併記となったが、現在でも木森単独の作曲とする資料や、コンピレーション盤が複数存在している。当初4月21日発売と発表されていたが、1か月延期になった。初回盤にJohn Scott作曲・編曲とクレジットされているものが存在するなど、対応が当初混乱していた。因みにJASRAC作品データベースでは作曲:木森敏之として登録されている。

翌1983年の春には、第55回選抜高等学校野球大会の入場行進曲に採用された。岩崎宏美の楽曲としては、1976年の「センチメンタル」以来7年ぶり2度目の選曲である。

この曲のオリジナル・キーはBm(ロ短調)で、最高音がDであり、これは当時の岩崎の地声の音域ギリギリであった。そのため、テレビやライブ等生で歌う際は半音下げてB♭m(変ロ短調)で歌っていた。オリジナル・キーのカラオケを使用して歌う場合には、サビでファルセットを用いていた。これが当時オリコン誌上で、「半音下げたりファルセットを用いたりすると緊張感に乏しく、良い歌に聞こえない」と論争を呼んだ。その後現在に至るまで、B♭mで歌っているが、1985年頃から、半音下げたキーでもサビにファルセットを用いるようになった。アルバム『誕生』以降の別バージョンは、全てファルセットを用いて吹き込んでいる。

1993年10月27日にはCDシングルとして再発されたが、その際は本作と入れ替わり2代目『火曜サスペンス劇場』主題歌となり、後にヒットした「家路」とカップリングして収録している。

作詞の山川啓介は「作詞はどなたかのピンチヒッターみたいだった。カラオケまで全て整って僕に回ってきた。(詞の意図は、)サスペンス劇場だから、そのまま終わるより、安らかな気持ちで眠りについてほしい、うなされたりすると困るから。」と説明。(「Wikipedia」より)