80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

風の叫び (4)  心の旅。

2017年02月05日 16時31分11秒 | 考える
心の旅。

ページを開けば旅が始まる。 

思い出を、母とともに旅する。
考えてみれば、実際に、もっと二人ででも、旅に出るんだった。 
今思えば、母との旅行はただ一度だけだった


しかし、今さら、言ってみても、ただの言い訳にしか聞こえない。
 

今度、誰か、本当に大切な人が出来たら、迷わず、どんどん旅に出よう。

とは言え、それには、まずは 「旅費」 が必要なんだよな。
ひょっとして、宝くじでも当選しないものかなぁ。
などと、ひたすら運頼みしかない。 ・・・馬鹿か !!

何ともはや、いずれにしても、母の亡くなった、今頃になって言うことではない。 
どのみち、まず、無理なんだろうなぁ・・・。

いやはや、何ともはや。
ただ、こうして生きていくだけというのも、けっこう難しいものなのだ。
歳は取っても、醜男でも、これが 「私自身」 である事に違いはないのだが。


とは言え、せめて、気持ちだけでも旅に出たい。
だが、見知らぬ所で、出逢った他人は、私を一体どう見るだろうか? 

私は、出逢いをどう感じるのだろう?
挨拶ぐらいは、まともにできるのだろうか?

考えてみると、何か、どんどんと自信が無くなっていく。 
旅費のあるなしに関わらず、
出かける以前に、もうこれでは、いささか不安を感じてしまう。


そう言えば、最近はとんとご無沙汰しているが、未だに読んでいない
古本だが、何たらいう 「旅行記録集」 が、どこかに眠っているはずだ。


旅費なくて、古本読みて、旅思う。

旅行記の ページ開けば、ここにいて、場所も時間も、思いのままに。