80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

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2017年10月16日 17時31分16秒 | 考える
人肌恋しい秋の夕暮れ

酒を飲み 紛らす 独り身の寂しさを。

これまでの生きた証と、これからの生きる証を、どこかに残しておきたい。
私の存在に、何か意味があったのか?
良かったか、悪かったかは知れないが、ともかく、私は今、わずかながら
空間を占有している。

まだ何かもの足りない気がしている。
確かに、人が生きていくうえで、完璧ということはない。
それゆえ、とにもかくにも、「今」を生き切ることが必要なのだ。

今を生き切っても、それでやっと始まり、出だしの第一歩でしかない。

人は、誰でもが自由に生きる権利がある。
しかも、その権利を行使できるのは、他ならぬ自分自身、ただ一人なのだ。


行動せねば、何も変わらない。
そう悟ったような気がした。

他人から学んで、変わる人と変わらない人がいる。
それは多分、自分の過去に成功体験があるか、どうかにも関わってくる
ような気がする。
ほんのちょっとした成功体験。
その積み重ねが自信を与えてくれる。


一区切り。

栗原さん。
もう50年前にもなるか。

いつか再会しようと言って、彼は去って行った。
その後、彼がどうしたか、どうなったのか、私は知らない。

彼は、私にこれといって何も言わなかった。
それ故、彼が何を考えていたのか、今では知るよしもない。

しかし、それ故に彼は私の手本、師匠となった。
そんな気がしている。

私は何を目的に生きてきたのか?
これから何をしようとして生きていくのか?

70過ぎた独りぽっちの老人が、ただの意地で生きている。
栗原さんのように生きたい。

少なくとも、このままでは死ねない。

しかし、今さら、昔を振り返って何になるというのか?
何とも、みっともない話ではないだろうかとも。