高槻現代劇場で堀江謙一さんの講演会がありました。「太平洋ひとりぼっち」の経験談などを話してくださいました。私が子供の頃、ヨットで単独太平洋横断というニュースを聞いて、そんな危ないことを何故されたんだろうと思いました。冒険家の気持ちは私には理解できませんでした。その後もヨットで世界一周されています。壇上の堀江謙一さんはお声も大きくて一生懸命思い出しながらお話してくださいました。お年を召されていると思うのですが、溌溂とされていました。24才で初めて太平洋を横断された時、パスポートなし、言葉(英語)もわからず、お金もなし、と伺うだけでも無鉄砲。途中で5回嵐に合われたそうですが、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と適応能力があがり、それほど不安ではなかったそうです。日本を出発して94日目にアメリカのサンフランシスコに無事にたどり着かれたそうです。日本へ帰るのにお金がなかったので、ヨットを売ろうと考えられていたそうですが、色々な航空会社から申し出があったそうです。ヨットはサンフランシスコに寄贈されました。米国立海洋博物館で今でも展示されているそうです。94日間も一人で寂しくなかったですかの質問には、広い太平洋にたった一人でも応援してくれる人がいることを思うと何も寂しくなかったと仰っていました。反対に大勢の中にいたとしても一人は寂しいです。大変なことに出合ってもだんだん知恵もつき、順応できるようにもなります。そして一人でも見方がいてくれれば寂しくない、頑張れるということ。堀江謙一さんはまだまだ目標を設定してそれに向かって進まれるそうです。私はすごく励まされた気持ちになりました。それで「太平洋ひとりぼっち」の本を図書館に予約しました。今日はとっても良い講演会でした。
2019-10-4(金) 於:高槻現代劇場中ホール 10:30~
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