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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

DUNE/デューン 砂の惑星 PART2

2024-07-15 05:05:17 | 洋画
前作も実にわかりづらくただただ長ったらしいなぁって作品だったし
って事でほんとちょっと前に再見しといてよかった
だいぶ前に作られたデビッド・リンチ版の「DUNE/砂の惑星」もリンチの分かり難さが前面に出ていたんですが
まぁ1人の青年主人公ポールの成長譚としてようやっと1人の人間としての決闘で一丁前の男になったとこで終わっていました。
 
そして今作、って実は当初二部作で終わらせるものが三部作になったって事で
今作は一丁前になったポールが砂漠の民を率いて皇帝とハルコネン家の連合軍との戦いちゅうか両連合への父の敵討ちをメインとしてアトレイデス家の復活と父の名誉の挽回のために砂漠の民たちと彼らの自由を求めての戦争映画に
 
何とポールとその仇のハルコネン家との娘との因念的な恋愛っていうのにはちょっとお粗末なエピソードを絡ませたらロミオとジュリエットにはならずに
なんとびっくりアトレイデス家とハルコネン家はそのルーツが一つだったって言うようなことまでわかってきて
砂漠の民たちはポールの指揮下の中で何を思ったか砂虫をも自分たちの武器として皇帝連合に勝利し
 
その隙にスパイスが欲しい領主連合軍が漁夫の利を狙ってこの両者の戦いにさらに参戦する構えを見せてる中
コチラもまた結束を重ねるためにポールは前作で砂漠の民を従わせるナイフによる決闘をしましたが
コチラも皇帝の代理とナイフでの決闘の末に・・・
いやまさかの前作とのシンメトリーに作っていたとはねぇ
 
って言えるけどこんな単純なお話を何故に166分の長尺にするかねぇ
確かにCGとVFXで作られた戦闘シーンとか砂漠とか砂虫とかまでも実に映像的には壮大すぎてある意味感嘆の一言なんですが
そうたった一言“壮大”なだけでみるかたっぱしから映像もお話も消えてってしまうだけの映画ったら怒られるかなぁ
だって前作もう完全に忘れちゃってたし、本当にここまでブログになんだかんだ書いてるけどほとんどなんも覚えてないんだもの
 
寝ないように寝ないようにって思いながら見てたからかたっぱしから忘れちゃうのかなぁ
とりあえず見てもなんも残らない作品だっちゅうのは・・・
 
2023年製作、アメリカ映画
ドゥニ・ウィルヌーヴ製作・共同脚本・監督作品
出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、デイヴ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、ステラン・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング、ハビエル・バルデム、スエイラ・ヤクーブ、バブス・オルサンモクン
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DUNE/デューン 砂の惑星(再見)

2024-07-14 20:57:22 | 洋画
約2年前に「DUNE/デューン 砂の惑星」を見ておりまして、個人的には同じ作品に関してはブログに掲載しないんですが「DUNE/デューン 砂の惑星」が実に長くてさらに小難しくてそうデヴィッド・リンチ版の時もちょっと理解しづらかったのが災いしていたのかこの作品に手を出す気がなかったんですがなんか見てごたく並べておりましたねぇ
 
なんとこの続編ができてさらにまだまだ続いていくとかいかないとかってことで
今マンを侍してこの7月3日にリリースされる「DUNE/デューン2 砂の惑星」を見るに当たり、もうすっかり第一部を忘れ去っておりますので
予習ということも兼ねて改めて今回廉価版にてBlu-rayを購入して視聴しました
 
そうしないと7月のブログアップの作品が枯渇しては困るから一本でも多くね観るためには忘れた部分ても全部ですがそいつを補完しとかなくては人物関係も完全忘れてるしっていうのもありまして
リンチ版は全一作二時間強の作品でしたがコチラは第一部でなんと二時間35分も尺のある
一応二部作とか言われてるものの二部の製作発表でシリーズ化されていくとかで原作同様大河ドラマになっていくようですね
 
お話はスパイス(字幕では香料)と訳されていましたが人類は香料を巡って戦争をしたっていうとこから原作が書かれているんでしょうかねぇ
コチラのスパイスは麻薬的でもあり宇宙船の燃料でもあるようで
そのスパイスを巡って起こる皇帝とハルコンネン家と主人公のアトレイデス家の三つ巴の戦いに砂漠の民が加わっての壮大な宇宙大戦争のお話とプロットの根っこは単純なんですが
重厚な画面構成と一大叙事詩的な演出によって実に壮大な作品となってある意味映画はながくなって行くし問題点を複雑にしてるところが特徴のようでしたね
 
砂漠に砂虫とか人間をやっつける怪物が出てきたり、惑星が美しかったりとある意味映画が持ってるいろんな娯楽要素が加わって余計映画を長く壮大にしてるようですが
WBが配給ってことで中国(が100%買い取った)レジェンダリーが製作してる米国とは名ばかりの中国映画だったのね(あくまで個人の感想でしかありませんがねぇ)
今やこれだけの作品を作るのにチャイナマネーでないとハリウッドでもこんな作品は作れないんですね
 
第二部は第一部よりさらに長尺のようですね
一応主人公であるアトレイデス家のポールが砂漠の民と戦って一丁前の大人になったとこでto be continued になっていましたね
個人的に長尺作品だったので第二部の視聴に合わせて今日の夜のブログでアップされてますが実は6月末のレンタル作品が枯渇したときに見て書いておいたものをここに移動させただけです。
だって3時間近くの映画1日に二本観るの辛いからねぇ
 
2021年製作、アメリカ映画
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、スティーヴン・ヘンダーソン、ゼンデイヤ、デヴィッド・ダストマルチャン、チャン・チェン、シャロン・ダンカン=ブルースター、シャーロット・ランプリング、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム
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探偵マーロウ

2024-07-12 05:05:46 | 洋画
リーアム・ニーソン100本記念映画だそうで
日本での公開順なのかニーソンの出演順の作品としての100本目なのかは定かではありませんが
かなり高齢になってから「96時間 」でアクションスターの地位を築かれた人で遅すぎた人
今や古希を超えて今後の出演映画での彼の立ち位置が気になるのは製作側も見る側からもですが
そんな彼の映画的な立ち位置を示唆してくれていたのが「タイムリミット 見知らぬ影」でしたが
 
今回この作品を見て個人的にフィリップ・マーロウとはうまい役を選んだなぁって思わされた
フィリップ・マーロウとはレイモンド・チャンドラーが生み出した私立探偵フィリップ・マーロウの小説の主人公としたいわゆるハードボイルド
依頼主からの依頼を受けて危機に瀕した時にちょこっと身の危険を避けるアクション見せてくれるものの実に人間臭い主人公
上手なキャラを選んだなぁって感心させられた
マーロウなら誰でも納得するキャラだし物語も納得できる原作だし
 
って思ったけど見ててやっぱマーロウには少し薹が経っているかなぁって・・・
でもマーロウをニーソンが演じてれば誰でもが納得できるわけだし
マーロウの映画もそれなりに過去に作られていますが
この作品はストーリー的にちょっと単純でわかりやすい作品だったし
結果的にマーロウ自身が納得できれば、彼は司法の人ではありませんから
そこいらは曖昧にしてくれてるとこもニーソン版マーロウであったようですね
 
映画はやっぱりヒロインの女優さんでみるものでしょう
そう言う意味ではこの作品を支えていたダイアン・クルーガーとジェシカ・ラングのはお二人でしたが
そう言う意味でも旧いハリウッドの世界観を改めて描いていた作品だったのもストーリーに深みを増していた気がする
見てて楽しめた作品でした。
 
2023年製作、アメリカ映画
ニール・ジョルダン共同脚本・監督作品
出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラング、アドウェール・アキノエ=アグバエ、コルム・ミーニー、ダニエラ・メルシオール、アラン・カミング、フランソワ・アルノー、ダニー・ヒューストン、イアン・ハート、ショーナ・カーズレイク
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瞳をとじて

2024-07-10 17:05:17 | 洋画
いや真夜中に見たので途中で二度オチ手たのは覚えてるけどそれ以外にもオチてたかも
いや夜中こんな大雨降ってきやがってって思ったら映画の中のお話だった
ってか二時間 50分も尺があるなんて長すぎだろう
だがオチでもお話が繋がっているもんだから
どんだけ引き延ばせばいいんだっていう映画だった、ほんと無駄な会話が実に多い会話劇の映画だった
だからオチる、オチでも10分くらいだとオチる前と話が動かないから映画的にはつながる
 
ここまでこの作品含めて3本しか映画撮ってないものの映画好きなミニシアター系のファンには絶大に人気のあるビクトル・エリセがメガホンを取り、第76回カンヌ国際映画祭で上映されたドラマ。
要は映画の撮影中に人気俳優が失踪し、その俳優を探し出すために1人の男が動き
もう1人は監督との思い出をTV番組の番組の中で彼の人となりを語ってその人物像をあたらめて浮きぼりにしていくだけのお話だったわけですが・・・
 
最後の方になってわかるんですが1947年の娘を探してくれと頼むお話が劇中劇(劇中映画)だったっていうのは最後になって劇中劇であり、この映画の撮影中に監督は姿を消したっていうことも種明かし的に明かされるという
ある意味三つのパーツが組み合わされて一つの作品になっていたのね
人探しって言うある意味映画的にいうとミステリー風に作られているにはいるんだけど
結局未完のあの劇中劇の映画の中にまさかの・・・
 
映画としての作りはそれなるにうまいとは言えるもののほとんどの映画進行は会話劇な形で進行していくから
私など見てるうちにオチてしまうんでしょうね
でもオチても会話部分でオチてるからお話が見損なってる部分からプロットが飛んでしまってるわけではないものだから
そういう意味ではある意味助かったけど・・・
ってことで感想も短い
 
2023年製作、スペイン映画
ビクトル・エリセ共同脚本・監督作品
出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント
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VESPER/ヴェスパー

2024-07-01 05:05:15 | 洋画
2022年のフランス・リトアニア・ベルギー合作の映画、近未来の地球のあり方を示したSF映画、1人の少女が地球遠救うって言う映画だったかな
でも戦闘はほとんどなく、地球に食料としての植物動物の遺伝子が破壊されて一代限り
地球ではシデタルという都会に住む富裕層と、近隣の森の中で暮らす貧民層との二つに人間に分断され
シデタル以外の人間は食糧不足の中でサバイバル生活を送ってるだけ
遺伝子技術の先にある歪なディストピアを描くSF映画

原題は日本語で「サバイバルの時代」というまんまでして、邦題の”Vesper“は主人公のお姉ちゃんの名前

貧困層はシデタルから一代限りの収穫ができる品種改良された種子を受け取りそれで生活をしていて、そしてジャグと呼ばれる人造人間を奴隷のように扱って生きている
そんな中で森に住居を構えるヴェスパーは、寝たきりの父ダリウスの世話をしながら遺伝子組み替えで永久的に遺伝子を伝える核細胞を持つ植物や動物を独学で実験室というところで研究をしていた
そうたった1人の独学でして
身動きと口の聞けない父親とはドローンを通して会話していた

ヴェスパーの住む森は父の兄ヨナスが支配していて、彼は子どもたちの血液を集めては、シデタルからの物資を買い占めしてもりに君臨していた
そんなある日、シデタルの飛行機が落ちたことに気づいたヴェスパーはシデタルの住人らしき女性カメリアを救い出すことができたものの伯父に知られたら大変と家に匿うが
彼女は同乗していた父親の生死を知りたがったものの伯父に見つかれば大変だとヴェスパー1人で墜落現場に行くと
彼女の父エリウス負傷がいて、彼はシデタルの科学者だと言うもののそこに伯父が来てなんとエリウスを殺してしまう

そこでヴェスパーは伯父の家にあるシデタルに繋がってる唯一の無線機だ応援を呼ぼうとするものの、逆に不審な行動を疑われてカメリアの存在がバレてしまう・・・

映画は、見たこともない植物などが登場し、さらにカメリアは実はジャグだってことがヴェスパーにわかりさらに彼女はエリウスによって改良されたジャグであり、彼女の遺伝子には“種子の一代限りという封印を解く鍵”の核細胞が組み込まれていたのだったが
伯父とシデタルの兵士たちにカメリアは狙われておりヴェスパーは彼女と一緒に逃げる
そこで変な植物によって2人は助けられるものの
そして叔父はシデタルの兵士によって殺されて・・・

映画は、近未来の荒廃した貧困層の森の世界観の中だけで展開され、さらにほとんど説明されなくて映像だけで見てるこっちは判断せよって言う作品で
それなりに美しい映像とこれはっていうような汚い世界観で描かれているものの
ジャケットにあるような建物は映像に出ては来ませんが
なんかゴミと瓦礫で積み上げた塔に登ってヴェスパーがカメリアの核細胞から遺伝子を組み替えた末代まで遺伝を伝える種子を風に乗せて回せるとこで終わるんですね

このラストシーンで一代限り以外の植物が増えて貧困層には食物問題が解決したように思えるが、映画としてはどうなんbだろう伯父がエリウスを殺してしまう行動も全く説明されてないもんだから
実際には何も説明もないまま終わっているので、よくわからない映画だったって言ってもいいのかな
まぁ低予算で作られた作品としてはこんだけの映像をCGとVFXだけで作ってしまう映画的な技術力は感嘆に値するものの
内容的にはスカスカな映画だったと思えるけどラストシーンには多少の感動を覚えるものの
どこかすっきりしない映画ではありましたかな
 
2022年製作、リトアニア・フランス・ベルギー合作映画
クリスティーナ・ブオジーテ、ブルーノ・サンペル脚本・監督作品
出演:ラフィエラ・チャップマンヴェスパー、エディ・マーサン、ロージー・マキューアン、リチャード・ブレイク、メラニー・ゲイドス、エドモンド・デーン
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カラーパープル

2024-06-29 05:05:03 | 洋画
1985年にスピルバーグが製作・監督して作られた映画を再びスピルバーグが製作に名を連ねて
今度はミュージカルとしてリメイクした作品
ってもミュージカル化はブロードウェイでかなり上演されていてそれらの楽曲をそのまんま使っての映画化みたいですね
スピルバーグ作品ということでオリジナルの85年版を見ようって思っていたのですが
この当時は映画小僧だった私ですから雑誌やなんかで事前情報かなり入れ込んでおり、内容的にものすごく暗い作品であることを知り敬遠しちゃってた作品だった

いくらブロードウェイだヒットしたとは言え暗い内容に変わりはなく
こう言った作品は敬遠かって思うものの何とレンタル作品が不足してきてしまい
ここんとこ邦画ばっかりということもあって
ブログの目先を変える意味も含めてレンタルしてきてみるには見ましたが
その凄まじい内容に唖然茫然のプロットにドン引きしてしまいました

いくらフィクションとは言え、いやフィクションではないのかもしれませんがアフリカから勝手に連れてこられて奴隷人生をアメリカという異国の地で過ごし育った黒人が奴隷解放されたのちに
その鬱憤をどこに持ってったのかって言ったら耐力的にひ弱な黒人女性に黒人男性たちが向けて
今までの鬱憤を晴らすかのように同じ黒人同士での性差別を超えたような暴力の報復連載の作品は見てて辛い

これをドラマだったらかなりくるものがありますが今作はミュージカルってことで多少は薄まっているものの
やはり見てて辛いものがこみ上げてくるし
黒人男性からの様々な暴力以外にも解放されたのは奴隷制度がけであって人種的な差別自体は根強く残ってる訳で
これほどの差別と迫害を受けながらも生きることに執着できたのはいわゆる主人公の家族への愛と希望があったからなんですかねぇ

こんな性差別人種差別の作品をいくらミュージカルにしたところでその根本に差別への批判やモロモロ何込められてるわけですが
それを差別する側がこぞってみるって言うのもなんかアメリカ人っていうのも不思議な人種だなぁってアジアの小国の人間が思うだけの作品でしかなかったかな
個人的にはミュージカルは舞台でも映画でも大丈夫な人ですけど
さすがにこの内容で二時間二十分の作品はキツかった気がするし
不覚にもラストシーンでは熱いものがこみ上げてきてしまった

ってか6月リリースのレンタル作品が不足気味でなければ避けて通る作品でした

2023年製作、アメリカ映画
アリス・ウォーカー原作、スティーブン・スピルバーグ他製作、ブリッツ・バザウレ監督作品
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー
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エレベーター・ゲーム

2024-06-21 05:05:09 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興業<未体験ゾーンの映画たち2024>で上映された作品
個人的には西洋のホラー映画はそれなりに見ますが
Jホラーに関しては完全にトーシローの域を未だ脱出できてない私ですが見終わって調べていたらこの“エレベーター・ゲーム”自体は日本での都市伝説としてオカルト的に伝わってきてるものをアメリカが先んじてホラー映画にしてしまったものらしい
 
と言われてもそれなりに長い人生を送ってきたと思っていますが、日本のエレベーターでっても私は会社勤めしたことないしマンション住まいでもありませんのでほぼ4階までの建物でしか生活しておりませんのでエレベーターには縁がない
日本のエレベーターって上なら上方向に向かい、下ならし下方向だけにしか動かないエレベーターしか知らなくて
ある時高層って言っても13階に住む同僚に深夜のマンションのエレベーターって事故事件防止のために各階止まりだっていうのは聞いたことはありますが
停止ボタンを押すとそれに合わせて指定階に都合よく上下するエレベーターを知らなくて・・・
そういうエレベーターでないとこのお話は成立しませんよね
 
まぁそういう設定は設定として受け入れるのが映画視聴の常識ですから受け入れるのになんの抵抗もなかったのですが
これもあまり怖くはないホラーでしたが、個人的に1人でも乗るあの狭い空間は心理的には今の私にはあきませんから深夜のマンションの各階止まりのエレベーターはある意味ありがたいかも
でもやっぱこの狭い空間で化け物に襲われたらやっぱ怖いですよね
でもこの作品エレベーター室内で手刀での頭突き破りのシーンもあるにはあるけど笑ってみてられる程度
 
赤い街で逆反りからの反転四つん這いでおっかけられるのは逃げられないから勘弁かな
それにしてもあれやねぇ最初に殺られたのが嫌味な彼っていうのがいい設定だったけど
塩で結界作るのに塩を得る手段には笑えたけど結局なんの役にも立たなかったねぇ
 
こんなSNS配信のオカルト集団っていうのも結局はなんの役にも立たないわけで
単なるお金設けって言ってもほとんど利益が得られない
そしてお互い利用して利用されての関係性でしか繋がってないんですね
そんなモロモロが見えるっていう映画だったかなぁ
結局はお兄ちゃんも取り込まれてしまったのか・・・
 
オープニングとエンディングがシンメトリーになってるのはホラー映画の定番ですよね
まぁ見てて退屈はしなかったもののホラーとしては怖さの足りない映画だったかなぁ
 
2023年製作、アメリカ映画
レベッカ・マッケンドリー監督作品
出演:ジノ・アナニア、ミーガン・ベスト、アダム・ハーティグ、ヴェリティ・マークス、アレック・カルロス
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Winter boy

2024-06-20 17:05:53 | 洋画
日本での公開では英字で「Winter boy」とありますがれっきとしたフランス映画であるし
最近の傾向としてのBL映画っていうのが正しいのかLGBTsの映画でのゲイの部類と言った方がいいのか
一応ラーゲシーンもありますが嫌悪を抱かせない実に美しく撮ってる映画
思春期真っ盛りである17歳の少年のBL映画ってことで女性客を当て込んでの日本公開作品だったのかもしれませんが
 
ジュリエット・ビノシュがオープニングいきなり登場してきたときにはびっくりしました
っての映画の情報を全く入れませんからBL映画っていうことくらいの認識での視聴だったから
ビノシュ自体年齢にふさわしいお美しさですが、17歳の少年以外に彼には兄もいて
そんな年代の子供を持つ母親役を演るようになられてしまわれたんですね
 
映画的には寄宿学校に通ってて大好きだった父親を交通事故で亡くしてからの
ある少年の過去から現在までを、本人の語り口で紡いでいく構成になってて見終わって調べてみたら監督クリストフ・オノレ自身の物語を映画にしてるそうで、監督自身主人公の少年の父親役でちょこっと出演してる

まぁ事故のは予感じみた映像を自身で演じており
詳しい説明はないものの対向車線に向かって進行して事故を起こしそうなシーンがあっての対向トラックに突っ込んだって言うセリフがあるのね
父親が亡くなったことを知ったことと親族が一堂に介したことで父親の死を受け止めきれずに感情が崩壊してしまうくらい泣き暴れるシーンがあったりと
揺れ動く思春期の少年の行動と心理を本当に丁寧にさらに克明に描いていきますので
映画としては二時間の尺がある意味冗漫に流れてるいくのでちょっとオチそうになるくらい退屈極まりない作品だったかな

まぁ映画としては精神にちょっとした異常をきたすことで映画的に起伏をつけていくんですが
それでも映画としてはとりとめがない作品でしてこういう映画だとは思いもしませんでしたが
きちんとキリスト教の宗教によっても救われるっていうのもなんだかなぁ
 
クリストフ・オノレ脚本・出演・監督作品
出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト、エルヴァン・ケポア・ファレ
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エクスペンダブルス ニューブラッド

2024-06-19 05:05:56 | 洋画
このシリーズを一話から見続けてきて、このロートルたちが己の肉体と年齢との限界に挑むアクションシーンの数々に感動させられてきた者の一人として最初に言わせてもらうと
”これは無いわ!この作品はエクスペンダブルスを冠してはあかんやろ“っていうような作品だった
スタローンが出てきたところでそのお顔にもうじじぃやないかい
って感じた時に先に書いた気分を感じたし
そしてミッションの最初で飛行機で墜落死したところで世代交代としては必要なシーンではあるんですが
ここで死なせて欲しかったなぁラストしらっと出てきちゃうんだもの
このさきまだまだ続けていくシリーズとしても世代交代の時期っていうものが必要だろうって
 
エクスペンダブルスは俺の映画だって言ってもあれだけお顔に年齢が出来ててはスタローンももうあかやろ
ドルフ・ラングレンもお年の自虐ネタでボケてたし
ある意味ここまでくるとこのシリーズももう主役交代の限界だろうってことでハゲいサムとの世代交代させて、さらに繋げていくにはいいチャンスだったと思えるのに、自ら出たいって気持ちはわからないでもないけれど、ここはスタローンに死んで欲しかったよなぁ
って思ったのはどうやら私1人だけだろうか?
スタローンには晩節を汚して欲しくないしもうええやろ
 
まさかのミーガン・フォックスがニューリーダーっていうアイデァは良かったけど
ハゲいサムはワンマンアーミーとして海から行くのね
やっぱそこはハゲいサムさんと合体するのはいいのですが
概ねこう言った作品は悪党に存在感がないとねぇ
一応はそれなりにアンディ・ガルシアを配してきてるもののやはり彼では小粒感が否めないし
このシリーズのメインである派手なドンパチに関しても派手さが影を潜めてしまったのも痛いよね
 
さらにアジアのアクションスタートニー・ジャーとイコ・ウワイスという2人の存在もどこか中途半端なのも
2人のこの映画での立ち位置の座りがあまりに悪すぎる。彼らはエクスペンダブルスの軍団員として華々しく散ってく殺され要員として使った方が良かったかな
やっぱアメリカ人っていうか白色人種にはアジア人がB級民族だって意識があるんだろうね・・・
 
とりあえずなんとか最後まで見るには見ましたが、この作品はいろんな意味で私の知ってるエクスペンダブルスではなかった気がしてならないのでここいらで終わるとしよう。
 
2023年製作、アメリカ映画
ジェイソン・スティサム製作・出演、スコット・ウォー監督作品
出演:シルベスター・スタローン、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、カーティス・“50セント”・ジャクソン、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、ジェイコブ・スキピオ、レヴィ・トラン、 アンディ・ガルシア 
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ハンガー・ゲーム0

2024-06-15 05:05:17 | 洋画
ジェニファー・ローレンスの「ハンガー・ゲーム 」三部作をしっかりと見ているので
ってもそこはデラシネのブロガー第一作だけが辛うじてブログに残っていましたねぇ当時はきちんと翻訳された原作も読んでから映画に臨んでいたんですね(rチョウービックリ)、
であの三部作で終わったって思っていたらなんと今度はその前日譚が映画になって
ってことで「ハンガー・ゲーム0」なんですね
でも一応原題を挙げると「The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes」
そうなんですあの「ハンガー・ゲーム」のキャピタルの大統領であるコリオレーナス・スノーの少年時代を描いた作品となっており
全三部作の60年も前のお話なんですね
舞台はキャピタルと第12地区ということで邦題に“0”をつけたようです・・・
 
なんかエロ作品では2、3年前に見た作品でも記憶に全くないとか再見しても新鮮に見れたとかそんなことかいてる私ですが
劇中に第12地区のいわゆるジプシーの歌姫が食用植物であるカットニスを食すっていうシーンで
あれこれって前作のヒロインの名前だったよなって言う記憶が蘇ってくるんですね
なんともう10年以上も前の作品ですよ
人の記憶ってまた違った意味でも消えずに残ってるっていうことはある意味恐ろしいことですよね
 
そう恐ろしいと言えばレンタルしてきた時は借りられるってなんも見ずにセットに組み込んでいたもんだから
いざ観ようってケースから取り出してプレイヤーにかけようとした時にランタイムが見えて
なんと全尺157分もある作品だったのね約二時間40分もある作品
前作の第一作も確か2時間半の長尺で本題のハンガーゲームでの24人の殺し合いが始まるまで一時間あったように思うんですが
 
今作もハンガーゲームが終わる時点で尺がまだ一時間以上も残っていたのには驚いたけど・・・
スノー大統領がパネムの独裁者として君臨する60年前、彼はキャピタルの指導者的な立場であるもののつまりは金線的に没落寸前の身分であり
ハンガーゲームのプレイヤーの教育係という立場にいたんですね
そして第12地区から選抜されてきたスウイングバードの教育係という関係で主人公二人が出会い、ゲームでの生き残りという方法を教えて生き残させるんですね
これらは一応殺しをせずに生き残すって言う方法論をとらしていて
っていうかバトル会場もさほどしっかりとできていなかったり蛇がまぁいろんな意味と場所ででたくさん出てきましたねぇ原題にあるように・・・
 
そう先に書いたように歌姫ルーシー・グレイと若きスノーはなんと恋に落ちお互いに惹かれ合っていき彼女を優勝させた後に描かれるのはなんと1兵士として第12地区には県されるスノーはハンガーゲームに懐疑的になっててキャピタルに反抗的になっていきつつあるものの第12地区での反乱を治めることに成功してグレイとの距離が離れていくにつれ
支配する側と支配される側と言った立場で人としていかに生きるかということを学びとっていき
前作スノー大統領としての原型の定まる姿を描いた作品だったのね
なお「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」でカットニスが歌った「The Hanging Tree」はもうこの時から歌われ続けてきた歌だったのね
ってのもわかるようになっていたのね
 
2023年製作、アメリカ映画
フランシス・ローレンス監督作品
出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ヴィオラ・デイヴィス、ピーター・ディンクレイジ、ジェイソン・シュワルツマン、ハンター・シェイファー、ジョシュ・アンドレス・リベラ
 
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