映画情報も何も入れない人ですから、レンタル展の店頭でのジャケット借り?
いや邦題もいちおう寄与していたとは思うけど
これは実に面白い作品でしたねぇ
こういうのを拾い物だっていうんだなぁって何時ものように見終わってから情報収集し始めたら面白かった要因がわかりました
「ハイテンション」や「P2」のアレクサンドル・アジャが製作。
そしてあの頭皮描写で物議を醸したフランク・カルフンが共同で脚本を書き監督を務めあげた作品だったからなのね
そんなわけで普通なら未公開でレンタルで終わってしまうのだろうっていう映画がミニシアターながらいちおう劇場公開までしてるし
ってことで深夜の国道沿いのガソリンスタンドのコンビニ
ここに向かいのこれまた実に象徴的な“神は存在しない”っていう看板から狙撃されて
身動きできないお姉ちゃんっても妊娠中だし不倫相手と出張仕事終わりで帰宅途中のGSで身動きが取れない様子を写してるだけの95分のワンシュチュエーション映画
ったら見も蓋もないんですが
これが本当に面白いから世話のないお話でして
旦那とTV電話して真夜中に帰宅する旨の会話の中に国道59号通れよ高速閉鎖されてるからっていう会話がなされて
彼氏運転で下道走っていたら何とガス欠。実はタンクにサイクが仕掛けられててちょうどここでガス欠になるように仕組まれていたような
コンビニでコーヒー買ってガム買って店を出ようとしたらヒロイン左上腕を打たれてってもどうやらかすったようで裂傷
さらに二の矢三の矢と弾が飛んできて店から出られない
完全に店内に閉じ込められたようで商品の袋菓子など投げてみると射撃の腕はいいみたいで
彼氏も撃たれて殺されて外との通信手段はみんなやられてて唯一あるのは無線機だけだがそれは犯人とつながっていて
犯人と膠着状態になっての会話の中で
この国は差別主義者が銃を振り回してる
銃社会での犠牲者は罪のない人ばかり
実際にあったベガスやフロリダの銃乱射の話や
陰謀論や議事堂襲撃者やテロリストやフェイクニュース
そしてヒロインの仕事と通じる反ワクチン派などの話が交わされて
銃社会での犠牲者は罪のない人ばかり
実際にあったベガスやフロリダの銃乱射の話や
陰謀論や議事堂襲撃者やテロリストやフェイクニュース
そしてヒロインの仕事と通じる反ワクチン派などの話が交わされて
もうこうなるとアメリカにトランプなる人物が大統領に就任してからの事件事故や個人主義的なイデオロギーとかひんぱんに出てくるんでこの作品ある意味反トランプの映画でもあって
そういう意味でも面白く見てられたものの
結局はさらに犠牲者が増えて最後は
そうそこはアメリカ映画だからでしょうか子供までは殺さないものの
徒手空拳のヒロインが傷つきつつなんと犯人をコンビニに誘い込み無手勝流でもうシャッターの自動開閉の力で相手の頭潰してしまうものの・・・
いやだからってハッピーエンドではないんだよね
いやだからってハッピーエンドではないんだよね
最後まで犯人は顔をみせません、浮気を知った旦那の仕業だったのか謎を残したままそしてさらに腹を撃たれたヒロインは・・・で映画は終わるんですね
普通のお姉ちゃんにしては結構サバイバルに長けてて腕の傷は何と店のボンドで接着しちゃうのね
そんな彼女も最期なのか・・・そこもあえて触れられず
ある意味普通のアクション映画よりもおもしろく見られたのはやっぱ製作陣の才能の為せる技だったのか
2023年製作、アメリカ・フランス合作映画
アレクサンドル・アジャ製作、フランク・カルフン共同脚本・監督作品
出演:カミーユ・ロウ、ジェレミー・シッピオ、J・ジョン・ビーラー