ツイ・ハーク監督による唐の時代長安で起きた不可思議事件である「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」、「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」そして「王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン」を見事に解決してきたディー判事のお話の第4弾ですが
前3作みんな見てきているんですが、全作にツイ・ハークが関わっていた関係からか
名画座関連の企画興行として一応劇場公開されてきてるのに
なんとこの第4弾は、なんと劇場未公開のDVDスルー
ツイ・ハークが関わってないからでしょうかねぇ
って役者さんも、全く私の知らない人が判事ディー演じてるいましたが
ちょっと見アンディ・ラウさんに似てるのですが・・・
お話としては、長安の町で人気の舞姫が観客の目前で空中から墜落死する。
さらに町では不可解な死人と寺の壁画が崩れて不可思議な絵が出てきたりと不可解な事象がが相次ぎ、
ディーが死体検案所で検死官から死体に共通するのは、全員が微笑しているという点と死因が特定できないということを知らされる
あまりの奇怪さに、長安では飛天と呼ばれる”天女”が降りてきて、天罰として殺人事件を起こしていると噂する者さえ現れた
判事ディーの他に、皇帝の軍から捜査を命じられた女剣士ヤオ・ホワン
二人の出会いからしてもうワイアーアクションによる剣戟アクション全開
やがての二人は、この怪奇殺人事件の真相究明に乗り出すと・・・
浮かび上がってきたのは20年前に起きたある事件が今回に影響してることに行き着くものの
ディーを取り巻く人々とヤオに絡む高官まで巻き込んでのアクション推理劇、
事件の真相が浮かび上がるにつれ国家や皇帝をも巻き込む壮大な奸計が浮かび上がる
って言うプロットなんだけど、先がこっちでも読めてしまう底の浅さ
簡単にっていうか伏線もなしに壁画の浮かび上がる謎やにこやかに死んでいく人間の死に様とかの種明かしがあっけらかんすぎて
映画と一緒にこっちも推理していくと言った観客を無視した作りに
これではDVDスルーも然りだなって感じ
ですがワイヤーを使った剣戟アクションは流石に中国映画ここにありなんですがね
まぁ”金返せ“って言われない程度の出来であっただけ一応見てて目だけは楽しめる作品でした・・・
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
フランシス・ナム監督作品
出演:ドー・インフン、シュー・ヤン、ヴィンセント・ジャオ
