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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

学生(せいがく)やくざ

2025-02-19 17:17:17 | 邦画
東映生え抜きでありながら、なんとたった二本しか監督作品がなく後は監督業の後も継続して助監督だった清水彰さんの初監督作品
その影響か一応は昔VHSではパッケージ化されたものの彼の作品はDVDでは二作品(もう一本は千葉真一さんの弟さんである千葉治郎さん主演の「ラグビー野郎」と言う作品)ともそんな訳なのかは知りませんがDVDでは未だ未パッケージ作品で東映チャンネルでもこの「学生やくざ」はほとんどOAされることがない作品でもあり
見つけたらラッキーとしか言いようがないこの作品が、なんとYouTubeにありましたにで早速の鑑賞
 
渡瀬恒彦さんの特技である空手を生かして作られた異色やくざ映画
東映京都の作品(大部屋俳優の方々が皆さん京都の方だった、西田良、川谷拓三、五十嵐義弘、なんと好好爺の労務者で汐路彰さんとか後は福本清三大先生)とはっきりわかる
調べたら併営作品が多岐川裕美さんの「聖獣学園」と言う京都から鈴木則文監督が東京まで出張って行って東映東撮作品と言う不可思議な関係も実に気になります。
 
まぁ学生運動の革命運動に任侠と空手映画を組合わせたジャンル的には三つ巴で展開していく東映さんだから作れたまさかのごった煮とんでも映画でもあるんですね
さらに主役が空手有段の大学生で家が任侠一家の一人息子って言う設定でして東京に居られなくて大阪に落ちていっての釜ヶ崎での労働者という環境に釜ヶ崎の日雇い人夫たち
さらにその下部にスケバンJKが組織化されてて
このリーダーにはなんと近代映協が制作した「混血児リカ」シリーズ三作品主演の青木リカさんの
彼女の演技がもとないってことで配下のスケバンになんとノンクレジットで池玲子、杉本美樹のお二人が顔を出されていてスケバンに活力を与えていたんですね
 
悪役に今井健二さん、渡瀬さんのサポートに文太兄さん
クライマックスでの立ち回りはこのお二人
まぁ映画として三つ巴のプロットにしたことで膨らませてしまったプロットを未消化のままムリクリ終わらせにした感は否めない
堀越光恵さんまで動員したものの彼女も生かし切れていなかったケド
見てる分には時間を忘れていられるから不思議だ・・・
 
1974年製作、日本映画、東映作品
清水彰監督作品
出演:渡瀬恒彦、青木リカ、堀越光恵、南利明、岡八郎、北村英三、神太郎、鈴木サミ、広瀬義宣、北十学、汐路章、丘舞子、水野まき、荒木雅子、西田良、川谷拓三、岩尾正隆、片桐竜次、五十嵐義弘、福本清三、大矢敬典、峰岸隆之介、今井健二、菅原文太

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