なんででしょうね、このジャケットを見た時に
私にはなんの知識も情報も入れて無いのに“ゆうぎりかえん”って表題を読んでいました。
日本語では“かえん”で調べても辞書にはないんですね
漢語用法なんですかね
原題は「THE GARDEN OF EVENING MISTS」ですからねぇ、完全直訳
そして店舗によってはドラマの分類に入れてるレンタル屋さんと、恋愛ドラマに分類してるお店もあるようですが
そしてデカデカと阿部寛がジャケットにでんと居座ってますがマレーシア映画です。
積極的に邦画を見ていこうという企画にも当てはまりませんけど・・・
なんとなくセットにする作品が見つからず
一応セットレンタル(5月から地元TSUTAYAさんでは税込4本1100円に価格変更に)の員数のためにレンタルしてきましたが
2時間の尺にあたる作品でしたが、オチずに最後まで見られた作品でした。
1980年代、マレーシアの最高裁判事に立候補している中国系マレーシア人ユンリン
なんと第二次世界大戦で英領だったマレーシアは日本軍に占領され、戦後2度目のイギリスに統治されましたが
1980年代にようやっと独立国家として成長してきましたが
ようやっと法律家として、そこまできたユンリンでしたが、日本人のスパイと交流があった人物は判事候補になれないということで
戦後はここまで引きずってきてるんですね
ユンリンには過去に日本人庭師、それも昭和天皇に仕えた庭師だった中村有朋と交流の過去があり
彼がスパイだったのかを調べにやってきたのだった。
戦中戦後の40年代、 50年代と歳を重ねた80年代のエンリンが二人で一役
40年代は妹が日本庭園に憧れて日本軍の居留地で死んでしまい
妹の意思というか夢を具現化しようと、現地マレーシアに残って借景の日本庭園を作ろうとしてる中村有朋のもとで庭師として、妹の夢を叶えようと庭師の仕事に打ち込むエンリン
しかしそのうちに有朋との・・・
なんだろうなぁ、妹の夢と居留地のありかをエンリンの体に刺青として残す有朋って?
そう過去に遡って有朋がスパイではなかったっていう証拠を探してるうちに
そう過去に遡って有朋がスパイではなかったっていう証拠を探してるうちに
過去回想の中で、伝説である山下埋蔵金とかのはお話が絡んでいたりと
プロットには色々と膨らませてくれていますが
お話としては淡々と進むものの
庭師の阿部寛さんが庭師でありながら“芸術に国境はない”みたいなことを言って
なんでこんなマレーシアの山ん中で借景の日本庭園を、重機もなく人力で岩をあちこち置いて作ってる意味が私にはわかんなかったし
なんでこんなマレーシアの山ん中で借景の日本庭園を、重機もなく人力で岩をあちこち置いて作ってる意味が私にはわかんなかったし
最後まで庭の全景が見られなかったのも不可思議でしたし
庭師でありながら、なんで彫り師もできるんだって言う不思議感と共に
ヒロインの背中に墨をいれていき。そして完成するとヒロインと突然体を重ねるという唐突感
さらにその刺青に秘密が隠されていて・・・
いつもはセリフとかで説明過多な映画はいらない私ですが、この映画こそ
もうちょっと説明がいるような気がしてしまったのはなぜだろう^_^
でもまぁ先に書いたように映画としてはちゃんとオチずに見られたってことは、それなりに絵に力があったからなんでしょうね
阿部ちゃんの英語は日本人が話すとこうなるよなって言う発音だった
2019年製作、マレーシア映画(日本公開作品)
トム・リン監督作品
出演:リー・シンジエ、阿部寛、シルヴィア・チャン、ジョン・ハナー、デヴィッド・オークス、ジュリアン・サンズ
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