くノ一忍法

一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は東映作品「くノー忍法」
山田風太郎先生の『くノー忍法帖』の映画化です
先に見た「忍の卍」よりも4年も前に製作されていましたねぇ

ってなんというか倉本聰と中島貞夫が脚本を書いており
中島貞夫第1回監督作品だそうですが
更に当時としてのレイティングは18禁のエロチック作品であるのに野川由美子さんを配役クレジット筆頭に
標題のくノー忍者には芳村真理、中原早苗、三島ゆり子、金子勝美、葵三津子の5人に
敵対する
品川隆二演じる服部半蔵配下の忍者に大木実、待田京介、吉田義夫、山城新伍、小沢昭一と
スタッフ・キャストも結構なネームバリューのある人たち
64年製作の映倫レイティングですから勿論時代背景の変遷もありますので
一応映倫マークついてるけどもレイティング無しでの東映チャンネルでのOAされたものの録画視聴をしました

ではありますが石井輝男がエロ時代劇を量産させる前ですからエロはかなりな控え目
勿論おっぱいが出てきますが、なんとか大阪のOSミュージックホールのヌードダンサー5人でしたねぇ

勿論、風太郎先生のくノーの荒唐無稽な”忍法筒枯らし””忍法天女貝””忍法夢幻泡影””忍法幻菩薩””忍法やどかり”が具現化されているのですが
一方、敵対する伊賀忍者たちも”忍法くノ一化粧忍法恋しぐれ””忍法穴ひらき””忍法肉鞘””忍法人鳥黐”などを披露して来ますよね

大坂夏の陣、豊臣軍は落城寸前であり、豊臣家の命運は尽きようとしていた
そこで真田幸村は、5人の女忍者に信濃忍法を駆使して豊臣秀頼の子種を貰い受けるよう命じたのだった
豊臣家に嫁いでいた千姫は大坂城落城寸前、坂崎出羽守に助けられ
江戸に移らされた千姫一行の侍女の中に先の幸村の命を受け秀頼の子供を身ごもった
女忍者5人が含まれていた
千姫を溺愛する家康は配下の服部半蔵に相談し、伊賀の鍔隠れの里から5人の忍者を呼び寄せて・・・

なんと大阪城で幸村と佐助は討ち死にして
あの世からこの忍者対決を見てる体でお話しをすすめていくんですねぇ
1964年の野川由美子さんは実にお美しい

1964年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫監督作品
出演：野川由美子、芳村真理、中原早苗、三島ゆり子、金子勝美、葵三津子、大木実、待田京介、吉田義夫、山城新伍、小沢昭一、露口茂、曾我廼家明蝶、木暮実千代