特にきっかけがあったわけでもないのに突
如、そうだ!恩田陸さんの小説「蜜蜂と遠
雷」を読まないと!と思い立ち、長らく読書
から遠ざかっていた私がとても久しぶりに長
編小説を読んだのが先月初めのこと。
かつては好きだったのにいつのまにか忘れて
いた読書。
この突然の思い付きが、小説の世界に入り込
むことの楽しさを思い出させてくれた。
以来、復活した読書欲はまだしっかり続いて
いる。
宮下奈都さんの「羊と鋼の森」、島本理生さ
んの「ファーストラブ」、中山七里さんの
「さよならドビュッシー」、東野圭吾さんの
「手紙」と来て、今は東野圭吾さんの「魔力
の胎動」を読んでいるところ。
基本的に家の本棚にあるものから選んでいる
が、このところふらりと本屋さんに立ち寄る
ことが増えた。
大きな本屋さんにはその箱に見合った多種多
様な本が揃っているのは当然だが、むしろ街
の小さな本屋さんを覗くのが楽しい。
キャパシティに制限がある分、選ばれし本が
コンパクトに並んでいる。
オーナーさんかバイヤーさんかその辺りの方
達の趣向やセンスが感じられるような。
目立った特徴もなく平凡だった近所の本屋さ
んが少し前に簡易リノベートされた。
店名は一緒だけどロゴがオシャレっぽくなっ
て、白木を使用した明るい店内になった。
それだけでちょっと入ってみようかという気
持ちになったし、入ってみれば、ハード面だ
けでなく、本の分類の仕方、見せ方もとても
良くなっていた。
幅広く何でも揃っているわけではないけれ
ど、特にこれという目的の本があるのでなけ
れば、その選ばれし本たちの中からピンと来
るものを手に取るというのも楽だし良いなぁ
と思う。
家の本棚には読んでいない本がまだまだある
けれど次の本はそろそろ本屋さんで選んでみ
よう。
すでにいくつかピックアップしているけれど
も。
清見オレンジのショートケーキ。
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