11月23日の乗鞍・猫岳の記録です。
7:30 平湯峠~乗鞍スカイライン~
15:25 頂上
18:30 平湯峠
このところの雪の便りに慌ててタイヤをスタッドレスに履きかえたのが22日の木曜日。でも雪山に行くつもりは全然なくて、道路状態が悪かったらイヤだな~ぐらいの軽い気持ち。当然スキーの道具は埃をかぶったままでした。師匠のお誘いに慌てて道具を出すも、シールはなんだか融けかけてベッチャリくっついているし、スキーにワックスをかけようと思ったら途中でなくなるし・・・。仕方なく、スキーは背負って、スノーシューで歩くことにしました。
平湯峠に到着し、最初はツボ足で歩く。しばらくは雪も少なくて、「スノーシューもいらないかも~」などとお気楽モード。程なく雪が深くなったので、スノーシューを装着する。トレースは山スキーと、ワカン?積もって間もないのでトレースに乗っても見た目以上に沈み、師匠が苦しみ始める。上背と体重の差。体力も技術力も師匠のほうが格段に上なのだが、道具のチョイスや雪の状態によっては状況が逆転する。このコンディションならスノーシューで来るのが悪いよな。山スキーが正解だもんなあ。くぅ。だってこんなに雪があるとは思わなかったんだもん。
夫婦松を過ぎた辺りから景色が素晴らしくなる。この時点で、私は山頂に行くつもりは全然なかったしいけると思っていなかったので、写真を撮りつつお気楽モードで行動食の摂取もサボっていた。しかしどうやら師匠は山頂に行くつもりらしい。慌ててパンをかじる。
山スキーのトレースは、ところどころスカイラインから外れてショートカットしているが、スノーシューでは踏み抜いて体力を消耗しそうなので、ガマンしてスカイラインをひたすら歩く。トレースがないところはラッセルだよ・・・(涙)。
景色は素晴らしいが道が単調なので、やや飽きてくる。何組か下ってくるパーティに会ったが、半数以上が頂上を諦めて途中で引き返してきたようだ。登り続ける私に「まだ行くの?雪質悪くて滑らないらしいからもう帰るよ」なんて人もいた。え~と私はどっちでもいいんですけども(笑)。ま、天気も安定しているし、下山もスカイラインだから諦めて(笑)師匠に付き合うことにする。
ようやくスカイラインを外れて、猫岳ピークへの最後の登りにかかったのが14時過ぎ?半?雪の状態から、私の技量ではスキーでは下れないと判断し、ここでスキーをデポ。身軽になって取り付くも、山スキーの薄いトレースにスノーシューは容赦なく沈み、苦労する。ワカン組のトレースは途中でなくなったから、ここで断念したんだろうな。ワカン組がすれ違いざま呟いた「すごいねえ」の意味がなんとなく分かってくる(笑)。師匠は一歩ごとに深みにはまり叫び声連発。タイムリミットは相談していなかったけど15時30分までに頂上に届かなかったら引き返すと勝手に決める。樹林帯を抜けたら歩きやすくなり、頂上に着いたのが15時20分過ぎ。師匠の姿は確認できない。ぐるりと記念撮影だけ済ませる。確かにこの景色なら、8時間労働は報われるだろうな。でもスキーだったらもっとラクに早く到達できたんだよねえ(シミジミ)。道具のメンテナンスは大事である!(だけど買って1年のシールがメルトダウンしてるなんて夢にも思いませんよねっ)。
師匠が途中で諦めた可能性もあるので、下山開始したところで姿を確認。あと10分くらいかな。頂上が目と鼻の距離なのにここで諦めることはないだろう。風も弱く、意外に寒くない。到着を待って再度頂上へ。槍も、穂高も、笠も。白山も。夕暮れの光線でなんとも美しい。こんな時間に山頂に立つのを狙ったわけではないけれど(できれば避けたい)、まあ頑張ったご褒美かしら。
スカイラインからの下山は、南斜面を降りることにする。雪崩の心配はないし、きれいなバーンになっていて踏み抜くこともなさそうだ。師匠はスキーに履き替えて降りてきたが、ショートスキーである上に、雪がモナカだったので、全く滑らず全然楽しくなさそうだった。私はデポしてきて正解だな。
スカイラインまで下りてしまえば一安心。真っ赤な夕日を眺め、カメラの電池が切れたことを呪いつつ刻々と色を変える景色を堪能。薄紫に白く輝く穂高連峰。くぅ~カメラ~っ(涙)。
安心なスカイラインも、思いのほか長く、あっという間にどっぷり暗くなる。月明かりがなんとも幻想的だが、仕方なくヘッドランプをつける。師匠のショートスキーはここでも威力を発揮し(笑)、私のスキーがすいすい滑るところも必死で漕いでいる。ゼイゼイハアハア。ここまでお疲れなのは珍しいですね。私は大変寒かったんですけど~。
ゴール付近は雪が少ない上に昼間融けたところが凍り始めており、今度は私が消耗戦。目が悪いからトレースがよく見えないし。車の轍でデコボコだし。こんなとこまで入ってくんな!車止めがあったじゃないか!(手動でどかせたらしい)。ばかやろ~。ぐったり(涙)。
無事に車まで戻ったのが、18時30分。当然ながら他には1台もなく。好条件が重なったから出来た山行でしたが、スキーのナイトランはやっぱり避けたいし。スキーをしに行ったっていうより体力トレーニング?!これで今シーズンもバッチリですな(笑)。あとはスキーの腕前を上げるだけである!!!
写真は猫岳山頂から。冬ですね~。スキーシーズンがやってきたのですね~。
7:30 平湯峠~乗鞍スカイライン~
15:25 頂上
18:30 平湯峠
このところの雪の便りに慌ててタイヤをスタッドレスに履きかえたのが22日の木曜日。でも雪山に行くつもりは全然なくて、道路状態が悪かったらイヤだな~ぐらいの軽い気持ち。当然スキーの道具は埃をかぶったままでした。師匠のお誘いに慌てて道具を出すも、シールはなんだか融けかけてベッチャリくっついているし、スキーにワックスをかけようと思ったら途中でなくなるし・・・。仕方なく、スキーは背負って、スノーシューで歩くことにしました。
平湯峠に到着し、最初はツボ足で歩く。しばらくは雪も少なくて、「スノーシューもいらないかも~」などとお気楽モード。程なく雪が深くなったので、スノーシューを装着する。トレースは山スキーと、ワカン?積もって間もないのでトレースに乗っても見た目以上に沈み、師匠が苦しみ始める。上背と体重の差。体力も技術力も師匠のほうが格段に上なのだが、道具のチョイスや雪の状態によっては状況が逆転する。このコンディションならスノーシューで来るのが悪いよな。山スキーが正解だもんなあ。くぅ。だってこんなに雪があるとは思わなかったんだもん。
夫婦松を過ぎた辺りから景色が素晴らしくなる。この時点で、私は山頂に行くつもりは全然なかったしいけると思っていなかったので、写真を撮りつつお気楽モードで行動食の摂取もサボっていた。しかしどうやら師匠は山頂に行くつもりらしい。慌ててパンをかじる。
山スキーのトレースは、ところどころスカイラインから外れてショートカットしているが、スノーシューでは踏み抜いて体力を消耗しそうなので、ガマンしてスカイラインをひたすら歩く。トレースがないところはラッセルだよ・・・(涙)。
景色は素晴らしいが道が単調なので、やや飽きてくる。何組か下ってくるパーティに会ったが、半数以上が頂上を諦めて途中で引き返してきたようだ。登り続ける私に「まだ行くの?雪質悪くて滑らないらしいからもう帰るよ」なんて人もいた。え~と私はどっちでもいいんですけども(笑)。ま、天気も安定しているし、下山もスカイラインだから諦めて(笑)師匠に付き合うことにする。
ようやくスカイラインを外れて、猫岳ピークへの最後の登りにかかったのが14時過ぎ?半?雪の状態から、私の技量ではスキーでは下れないと判断し、ここでスキーをデポ。身軽になって取り付くも、山スキーの薄いトレースにスノーシューは容赦なく沈み、苦労する。ワカン組のトレースは途中でなくなったから、ここで断念したんだろうな。ワカン組がすれ違いざま呟いた「すごいねえ」の意味がなんとなく分かってくる(笑)。師匠は一歩ごとに深みにはまり叫び声連発。タイムリミットは相談していなかったけど15時30分までに頂上に届かなかったら引き返すと勝手に決める。樹林帯を抜けたら歩きやすくなり、頂上に着いたのが15時20分過ぎ。師匠の姿は確認できない。ぐるりと記念撮影だけ済ませる。確かにこの景色なら、8時間労働は報われるだろうな。でもスキーだったらもっとラクに早く到達できたんだよねえ(シミジミ)。道具のメンテナンスは大事である!(だけど買って1年のシールがメルトダウンしてるなんて夢にも思いませんよねっ)。
師匠が途中で諦めた可能性もあるので、下山開始したところで姿を確認。あと10分くらいかな。頂上が目と鼻の距離なのにここで諦めることはないだろう。風も弱く、意外に寒くない。到着を待って再度頂上へ。槍も、穂高も、笠も。白山も。夕暮れの光線でなんとも美しい。こんな時間に山頂に立つのを狙ったわけではないけれど(できれば避けたい)、まあ頑張ったご褒美かしら。
スカイラインからの下山は、南斜面を降りることにする。雪崩の心配はないし、きれいなバーンになっていて踏み抜くこともなさそうだ。師匠はスキーに履き替えて降りてきたが、ショートスキーである上に、雪がモナカだったので、全く滑らず全然楽しくなさそうだった。私はデポしてきて正解だな。
スカイラインまで下りてしまえば一安心。真っ赤な夕日を眺め、カメラの電池が切れたことを呪いつつ刻々と色を変える景色を堪能。薄紫に白く輝く穂高連峰。くぅ~カメラ~っ(涙)。
安心なスカイラインも、思いのほか長く、あっという間にどっぷり暗くなる。月明かりがなんとも幻想的だが、仕方なくヘッドランプをつける。師匠のショートスキーはここでも威力を発揮し(笑)、私のスキーがすいすい滑るところも必死で漕いでいる。ゼイゼイハアハア。ここまでお疲れなのは珍しいですね。私は大変寒かったんですけど~。
ゴール付近は雪が少ない上に昼間融けたところが凍り始めており、今度は私が消耗戦。目が悪いからトレースがよく見えないし。車の轍でデコボコだし。こんなとこまで入ってくんな!車止めがあったじゃないか!(手動でどかせたらしい)。ばかやろ~。ぐったり(涙)。
無事に車まで戻ったのが、18時30分。当然ながら他には1台もなく。好条件が重なったから出来た山行でしたが、スキーのナイトランはやっぱり避けたいし。スキーをしに行ったっていうより体力トレーニング?!これで今シーズンもバッチリですな(笑)。あとはスキーの腕前を上げるだけである!!!
写真は猫岳山頂から。冬ですね~。スキーシーズンがやってきたのですね~。

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