Urayasu-557

森田真生氏の語る言葉に衝撃を受ける。言葉が柔らかくも切り立ってる。類ない、これまでに本で読んだことも、講演で聴いたこともない言葉をもつ人に魅かれる。「この人しかこんなこと言わへん」へ吸い寄せられる。久々に積読本渉猟への衝動が掻き立てられる。「今までなんで読まなかったのだ」というのも一興ではないか。｜｜感情史、感情論関連の書籍が増えているのは最近の出版業界の流れのひとつ。公権力による内心の監視・管理の傾向がじわじわと強まるなか、心のあり方について時代性や多元性が考察され、再定義されるのはとてもいいこと。弱い心は権力に絡めとられやすい。 レジリエンス向上にも役立つし、自殺者数を減らすことにもつながるはず。｜｜恐ろしくも、こちらの知らぬ間に、4月から個人の全預金口座のマイナンバーの紐付けが始まるだ？SNSでは早速、「これに反対する人って、なにかやましいところでもあるの？」なんて全体主義を後押しし、権力への隷属をお薦めする声が出始めている。銀行口座の管理は、個々人の財産の差し押さえや勝手な流用の可能性を広げるだけでなく、家計ひいては内心の監視にもつながる。権力がまったく信用ならない状況下で危険な動きだ。全く油断も隙もありゃしない。国民を監視しようとする側こそ監視しなければならない。｜