A whiSper Of memOrieS

☬Murmure de mémoire☬

Ota-52

2020-06-28 | Tokyo
Pendragon(英)の“Love Over Fear”(2020)を聴く。これぞシンフォニック・プログレというべき傑作。プログレも長年、相当数聴いてきたため、少々のクオリティでは驚かなくなってしまったが、これは別格。久々のヘビロテ盤。Genesis中期やBig Big Train的世界観。/聴いているうちに無性に、“A Trick Of The Tail”(76’)、“Wind & Wuthering”(76’)、“…And Then There Were Three…”(78’)やBig Big Trainの秀作“Folklore”(2016')を再聴したくなる。自然と、この曲とこの曲の、ここのメロディ、ここの音色、ここの展開が似ている、ということを確認したくなる。好きなアーティスト同士、あるいは好きなアルバム同士の似ている部分を発見できることは、それだけで楽しいもの。あるバンドが別のバンドを敬愛していたり、ふたつのバンドが互いに敬意を表し合い、それが楽曲のどこかに反映されてるって、心地よいこと。/なお、自分もアマチュアながら、Genesis中期を模した抒情的な曲を作ってみたくなった。となれば、久々にアコースティックギターも弾くことになる。あとは何といっても歌が肝心。/因みに今後、楽しみな新譜は、Steven Wilson(英)の“The Future Bites”と、秋にリリース予定の結成45周年を迎えたBlue Oyster Cult(米)の“The Symbol Remains” 。以前、ここで大御所復活に際して幻滅してしまったことを書いたが、“Fire of Unknown Origin”(81’)を聴いた時のような衝撃があるのかどうか、嫌が上にも期待が募る。奇跡の新譜。どうか肩透かしを食わせんといてほしい。/漫画の新刊では、来月、諸星大二郎氏の『西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(1)』がいよいよ発売される。待望も待望で、いまから感涙に咽ぶ用意十分。
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