清潔な空気は
ほのかに消毒用アルコールの匂いがする
安息を確約された空間で
小さく切られた林檎を齧った
中庭のベンチには
誰もいない
誰もいない
僕自身すらも
果たして同じ時空間に存在したのだと
誰が保障してくれるのだろう?
誰もいないのに
陽気な楽団はパレードを始めたけれど
それは外の暮らし
僕は煙草をくわえてギターの弦を交換し
一人きりの部屋で
調弦に意識を集中する
孤独とは
たぶんそんなもんだろう
からっぽの胃袋に
薬と珈琲を流し込む
咀嚼した食べ物の残骸は
食道を酸味のある胃液と共に逆流した
限りなくひとりぼっちな風景は
何故かいまだに憶えている
神経は過敏になり
明るい昼間に怯えた
寒いのでコートを羽織ったが
ポケットの仲で握り締めた手のひらには
優しさはついに存在しなかった
群集から逃れ
意識を磨耗させ
罪悪から逃れようとした僕は
一晩泊めてもらった知り合いのアパートで
カップラーメンを食べた
花火が上がった
夜空に綺麗な光が散乱する
僕は煙草に火をつけ
それから部屋を出た
ついに夜の朝も
僕を逃がしてはくれなかったんだ
赤い月
震える身体をほったらかしにした
一つ所にはいられない
何かに追われたように
いそいでホットドックを齧り
メロンソーダで流し込む
青の三日月
奇妙に世界が歪んだ
ポケットに30円しかなかった
心がまるで
壊れやすいガラスの様にヒビ割れた
お願いだから
暮らす日常がこんなにも曖昧だったことにきずいた
いつかの断片的な風景の記憶は
いつだって苦しい
ひとりでいるのに慣れっこないよね
かといって
明日を祈る術も持たない
ほのかに消毒用アルコールの匂いがする
安息を確約された空間で
小さく切られた林檎を齧った
中庭のベンチには
誰もいない
誰もいない
僕自身すらも
果たして同じ時空間に存在したのだと
誰が保障してくれるのだろう?
誰もいないのに
陽気な楽団はパレードを始めたけれど
それは外の暮らし
僕は煙草をくわえてギターの弦を交換し
一人きりの部屋で
調弦に意識を集中する
孤独とは
たぶんそんなもんだろう
からっぽの胃袋に
薬と珈琲を流し込む
咀嚼した食べ物の残骸は
食道を酸味のある胃液と共に逆流した
限りなくひとりぼっちな風景は
何故かいまだに憶えている
神経は過敏になり
明るい昼間に怯えた
寒いのでコートを羽織ったが
ポケットの仲で握り締めた手のひらには
優しさはついに存在しなかった
群集から逃れ
意識を磨耗させ
罪悪から逃れようとした僕は
一晩泊めてもらった知り合いのアパートで
カップラーメンを食べた
花火が上がった
夜空に綺麗な光が散乱する
僕は煙草に火をつけ
それから部屋を出た
ついに夜の朝も
僕を逃がしてはくれなかったんだ
赤い月
震える身体をほったらかしにした
一つ所にはいられない
何かに追われたように
いそいでホットドックを齧り
メロンソーダで流し込む
青の三日月
奇妙に世界が歪んだ
ポケットに30円しかなかった
心がまるで
壊れやすいガラスの様にヒビ割れた
お願いだから
暮らす日常がこんなにも曖昧だったことにきずいた
いつかの断片的な風景の記憶は
いつだって苦しい
ひとりでいるのに慣れっこないよね
かといって
明日を祈る術も持たない