眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

おやすみなさい

2009-04-18 | 日記
だんだんと暖かくなってきた。
僕らは、原っぱの真ん中でビールを飲んでいる。

 「ねえ。
  嫌な気持ちになったらどうするの?」

 少女が空き缶をへこませながら聞いた。

  きみはどうするの?

  陽射しが眩しくて彼女の顔が光で滲んだ。

  わからないけれど
   よい大人は神様にお祈りしたり、懺悔したりみんなに優しくしてあげるんでしょう?

   クーラーボックスの中の、いちばん冷えたビールの缶を探しながら僕は答えた。

  ぐっすり眠る。

   それだけ?

  少女が不審そうに僕を覗き込んだ。

  僕はよい大人じゃないし、眠って夢をみたほうがましなんだ。
   嫌なことも忘れるくらい呆れた夢を見るんだ。

 少女が呆れた顔で
  ふーん。あなたに訊いたの間違いなのか正しいのかわかんないわよ。

   と呟いた。

  正しいことも間違っていることもどうでもいいんだ。

   ぐっすり眠るのね?

   そう。

  陽射しが暖かい。
   やがて
    暑くなる。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする