『JPT・宇都宮クリテリウム』
【カテゴリー】ジャパンプロツアー
【開催地】栃木県宇都宮市・清原工業団地
【開催日】2016/3/20(SUN)
【レース】 9:50 予選1組 15km(3km×5Laps)
10:15 予選2組 15km(3km×5Laps)
13:00 P1決勝 60kmクリテリウム(3km×20Laps)
【出場予定選手】入部正太朗・木村圭佑・秋丸湧哉・湊諒・秋田拓磨・小橋勇利・横山航太・水谷翔
Jプロツアー2016開幕戦である『JPT・宇都宮クリテリウム』が栃木県宇都宮市にて開催され、逃げグループの中で孤軍奮闘した入部正太朗キャプテンが惜しくも2位となりました。
午前の予選の結果、シマノレーシングは8名全員が決勝レースへ進出します。
3㎞のうちに、直角コーナーが6か所、ヘアピンが1カ所あるものの全体として道幅も広く高速レースとなる事が想像されます。
大集団のゴールスプリントとなる可能性が高く、その場合、シマノレーシングとしては今季加入の小橋勇利のスプリントで狙っていく作戦を組みます。
レースは序盤からアタックがかかり、最初の逃げ集団には今季加入の秋田拓磨が入ります。
この逃げはほどなく吸収され代わりに飛び出した選手で先頭集団が形成されました。
ここにはシマノレーシングから入部キャプテンが加わります。
逃げグループは10名、力のあるメンバーが揃っい意志も揃ったことで高速巡航が続きます。
ここに選手を送り込まななかったチームUKYOが集団の牽引を担い目前まで詰め寄りますが、先頭グループをキャッチできず終盤力尽きます。
終盤、先行グループは6名まで人数を減らし、残り2周回を切ったところで逃げ切れるかは微妙な差で進みます。
「UKYOの牽引で集団が迫ったことで、3人いたブリッツエン勢も全員が先頭に出て牽引し、攻撃されずに済んだ、逃げの勢いも衰えなかった。」
と入部キャプテンが言うように、逃げ集団の結束は強く、追い込まれながらも最終コーナーに姿を現したのは先行していたメンバーでした。
アイラン選手(マトリックス・パワータグ)を警戒しスプリントに入った入部でしたが、後方から鈴木譲選手(宇都宮ブリッツエン)が一気に伸び地元宇都宮で歓喜の勝利を収めました。
2位には入部正太朗が入り、後方集団ではシマノレーシングの牽引を受けた小橋勇利が10位に入りました。
入部は昨年、JPTみやだクリテリウム勝利、JPT白浜クリテリウム2位、JPT西日本クラシック広島2位、JPT湾岸クリテリウム3位、UCIツール・ド・沖縄2位、等の結果を残しています。
勝利の量産まで僅かな位置まで駒を進めている印象を、多くの関係者に与える走りを見せました。
入部正太朗キャプテンのコメント
「先頭集団ではブリッツエン勢の男気ある牽引が印象的だった。調子は悪くなかったが高速での逃で苦しんだ。最後は自分のタイミングでスプリントを開始できたが、鈴木譲選手の走りが鋭く力負けだった。チームの走りとしては逃げに最低でももう一人送り込む事が重要で、それができないのはまだ力が不足しているとしか言えない。トレーニングを繰り返し、力を手にするしかない。」
***レース結果***
P1(60km)
1位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) 1時間20分20秒
2位 入部正太朗(シマノレーシング) +0秒
3位 アイラン・フェルナンデス(マトリックス・パワータグ)
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
5位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ(チーム右京) +1秒
6位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)
シクロワイアードのレポート記事↓
http://www.cyclowired.jp/news/node/194182
JBCF公式HPリザルト掲載ページ↓
http://jbcf.or.jp/prg/ResultSelect6.php
シマノレーシングライブブログ↓
http://blog.goo.ne.jp/liveshimano
▲最初の先行グループにジョインした秋田拓磨 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)
▲終盤、6名となった先頭集団を牽引する入部正太朗 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)
▲ゴールスプリント、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツエン)が先着し入部正太朗は2位 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)
▲表彰 左から入部正太朗(シマノレーシング)、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツエン)、アイラン・フェルナンデス選手(マトリックス・パワータグ)
photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)