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SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

[Report]ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ美濃 横山が15位

2016年05月31日 | レースリポート

 

『TOUR OF JAPAN』第3ステージ 【美濃】
5/31(火)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
11.6km+21.3kmx6laps=139.4km
獲得標高 = 1,218m

ツアー・オブ・ジャパン第3ステージは、今年で9回目を迎える美濃ステージ。6周半する約21kmの周回コースには登りはあるものの、ゴール前は1㎞以上のストレートが続き、集団スプリントで決着することが多い。

シマノレーシングは、前日に落車で負傷したもののスプリント力のある小橋勇利でステージ優勝を狙う。同時に、総合であまりタイムを失っていない横山航太、木村圭佑、湊諒の3人を先頭集団内でゴールさせることも目標。そのためにも、チームメイト同士でサポートしあう走りが必要とされる。

今年も江戸時代から続く古民家群「うだつの上がる街並み」で盛大なセレモニーが行われたあと、パレード走行に続き、約140㎞のレースが幕を開けた。

朝からぐんぐん気温が上昇したこの日は、最高気温27度に達した。その暑さの中、序盤のアタック合戦の末にガイ・カルマ(アタック・チームガスト)、サム・クローム(アヴァンティアイソウェイスポーツ)、ウェズリー・サルツバーガー(キナンサイクリングチーム)のオーストラリア勢3人が逃げを決める。タイム差は最大3分11秒。

メイン集団は、リーダージャージを持つNIPPO・ヴィーニファンティーニがコントロールし、落ち着いて周回数をこなしていく。

中盤にはイラン勢のレザー・ホセイニ(ピシュガマンサイクリングチーム)、ベナム・マレキ(タブリーズシャハルダリ)が山岳ポイントを狙って飛び出したものの、ほどなく集団に引き戻された。

シマノレーシングは、総合11位につける横山をキャプテン入部正太朗と秋丸湧哉がそばでサポートし、集団内で位置取りを続ける。

先頭3人は最終周に入っても逃げ続けたが、最後の上り区間でついに集団に捕まる。そこからは各チーム、スプリントに向けてペースアップ。シマノレーシングもすでに総合で大きく遅れている入部と秋丸が積極的にアシストし、他の4人を集団内にとどめた。

最後のストレートに入ったところで小橋が積極的に動き、集団前方3、4番手まで上がる。しかし、タイミングが早すぎたかのか他チームの選手に飲み込まれていく。最後は横山がゴールスプリントに挑み、15位に入った。

優勝は、第1ステージ堺の個人TTを制したアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)で、今大会2勝目を獲得。ボーナスタイムにより再び総合首位に返り咲いた。ステージ2位はジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)、3位はピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)。

横山は総合でも15秒差で11位を守り、木村、湊もトップから30秒以内の好位置につけている。

6月1日の第4ステージいなべは、本格的な上りが始まるステージ。シマノレーシングはステージ優勝を目指しつつ、総合でもタイムを失わない走りを目指していく。

<コメント>
横山航太
「前半から秋丸選手と入部選手が守ってくれたので、最後は脚をためることができたし、ラスト1周の上りも楽にこなせた。(ゴールスプリントは)本当は小橋選手をサポートしたかったが、集団がゴチャゴチャで一緒にいることができず、最後は自分でスプリントした」

※他の選手のコメントは動画で!

<第3ステージ美濃 リザルト>
1 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)3:24'00"
2 ジョン・アベラストゥリ イザガ(チーム右京)st
3 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)st
4 カルロス エドゥアルド・アルサテ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)st
5 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)st
6 マルコ・クンプ(ランプレ・メリダ)st
7 窪木 一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)st
8 黒枝 咲哉(日本ナショナルチーム)st
9 綾部 勇成(愛三工業レーシングチーム)st
10 ベンジャミン・ヒル(アタック・チームガスト)st

15 横山 航太(シマノレーシング)st
42 小橋 勇利(シマノレーシング)st
46 湊 諒(シマノレーシング)st
53 木村 圭佑(シマノレーシング)st
89 秋丸 湧哉(シマノレーシング)+4'50"
90 入部 正太朗(シマノレーシング)+4'50"

<総合順位 第3ステージ>
1 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ6:16'17"
2 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'05"
3 ジョン・アベラストゥリ イザガ(チーム右京)+0'07"
4 窪木 一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'10"
5 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン)+0'12"
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'14"
7 クリス・ハミルトン(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'14"
8 オスカル・プジョル(チーム右京)+0'14"
9 ベンジャミン・ヒル(アタック・チームガスト)+0'15"
10 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+0'15"
 
11 横山 航太(シマノレーシング)+0'15"
33 木村 圭佑(シマノレーシング)+0'23"
48 湊 諒(シマノレーシング)+0'30"
73 小橋 勇利(シマノレーシング)+11'52"
89 秋丸 湧哉(シマノレーシング)+20'43"
91 入部 正太朗(シマノレーシング)+30'55"

 

text&photo: Mitsuishi OCN


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