にゃんこのヨガ的生き方

毎日をゆったり、元気に機嫌よく暮らす

聾者と強制不妊手術

2018-04-28 19:33:43 | 日記
最近よく強制不妊手術の記事を目にします。私は他人事として読んでいたのですが。親から連絡がありました。「聾学校でのかつての実態、TVで放映されるから見てね」と。

私は6分ほどの報道を、何度も繰り返してみました。泣きながら。

当時両親ともに聾学校に通っていたのですが、学校として、先天性聾の人たちに子どもを産まないよう指導したり、不妊手術をするよう保護者に説明していたようです。

何も知らずに手術を受けさせられた人たち。
保護者が学校に抗議し、不妊手術を免れた人たち。
半数以上の人たちが手術を受けたとか。

「聾唖者でも子どもを持っている人はいる。なぜ私はだめなんだろう。わからなかった」
何も知らされぬまま手術を受けた人の<ことば>が、つきささりました。

もうずっと以前、母親が言ったことを覚えています。聾唖者同士で結婚した夫婦に対し、聾学校の先生が「子どもは産まないように」と指導した。それでも子どもが欲しくて、約束をたがえて1人目を産んだ。産んだらとても可愛くて、どうしても2人目がほしい。先生のところに行き「お願いです、どうか2人目を産ませてください」と、何度も何度も頭を下げた、と。「なぜ他人に許可を得るようなことをする?」と訊いたところ、「当時はそんなものだと思っていた」と。

来客があると、聾唖の子どもは押入れに閉じ込められて人目に触れないようにした、そんな家庭もあったと。そんな時代だったと。
















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHKスペシャル『人体』 | トップ | 風邪に至るまでの経過、おさらい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事