にゃんこのヨガ的生き方

毎日をゆったり、元気に機嫌よく暮らす

最期の時

2012-10-04 21:34:52 | 老い
現在朝日新聞夕刊に、コラム「認知症のわたし」が掲載されています。

10/4本日は、福岡市の「宅老所よりあい」について。
築100年近い民家に、認知症の高齢者が通ったり、暮らしたりしています。よりあいの代表は下村恵美子さん。

50年間営んだ文具店を畳み、ひとり暮らしの末入居した女性 幸子さんが、ここで最期の時を迎えようとしています。
下村さんが、幸子さんの口にスイカを運びます。

『午後5時50分、下村が和子(幸子さんの義妹)に声をかけた。「名前を呼んであげてください」。「幸子ねえさん」。長い間をあけて呼吸を4回した後、幸子は83歳の生涯を終えた。』

よりあいは現在、第3よりあいまでできたそうです。
100人余りから1億2千万円の寄付が集まったと。

誰にでもいつかは死が訪れます。死を迎えるのがいくつの時であっても、死は厳かなものです。
できることなら静かに安らかに最期の時を迎えたい。

お金ではない結びつき、このような試み、このような試みに関わる人々。
私には何ができるだろう、と考えさせられました。

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