「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

将軍様御乱心?定例記者会見ボイコット騒動

2009-04-02 19:40:00 | 日記
新年度がスタートした昨日、まだ県知事である石川嘉延君、「4月からは、(月2回の)定例記者会見に出席しない」と記者クラブに一方的に通告した。
県政記者会は県民への説明責任を放棄した知事に直ちに抗議したため、今日は一転やっぱりやりますと一段落。お粗末だ。

4月伐採完了、辞任、5月選挙決定、告示日までに勝てる候補者が見つからない与党から懇願され再出馬、選挙へ、勝てば官軍とばかりまた直後の選挙へ・・・
そういう一縷の望みさえなくなりぶちきれたのか。
それとも、単に5月伐採が確実視される中、「いつ辞めるのか」と問われるのが嫌なのか、はたまた、西松建設ダミー団体へのパーティー券献金の返還が出来たのか聞かれるのが嫌なのか、いずれにしても石川君にとって楽しい場ではなくなったことだけは確かだ。
憂鬱な状況にさらに難解な連立方程式が残されている。
6月には議会があるのでその前に選挙を、とすれば伐採完了前の辞任となるが、自身は出られず、期間がタイトなため、場合によっては与党から勝てる候補が出せない(辞退する)かもしれない。
一方、議会終了後の選挙ともなれば、議会に死に体で臨まなければならず、プライドの高い石川君には酷だ。

今や、どういう答えになるかは今や与党の候補者選びにかかっている。
今月中に候補者が出せれば5月選挙もあるだろう。
難航すればやはり7月か。

立木問題の責任としての減給を発表した会見(2009.1.30)で
<記者>
御自身としては完全運用の目途がというお話をたびたびおっしゃっていましたが。
<知事>
 目途ではなくて「道筋」と言っていました。正確に記憶しておいてもらいたいと思います。
などと、言葉尻を捕らえて反論した石川君。

辞めた後にもう一度次の選挙には出ないといったじゃないですかと問われたときのために「出ないなんて一言も言ってません。あり得ないだろう」といっただけです。また、出てもいいのですが」とも言っています。正確に記憶しておいてもらいたいと思います。」との反論までも想定し、先日の辞任表明の会見をしたのだろうか。そこまで考えていたとすればある意味たいしたものだ。
いずれにしろ、かすかな望みもなくなった石川君にとっては、「もうどうでもいい、後は勝手に」と与党や取り巻き官僚に連立方程式の解もおまかせというところが本音だろう。


<参考:3月25日の辞任表明の記者会見(抜粋)~一言「出るつもりはありません」と答えればよいものをわざわざ直言を避けて分かりきったことを述べている不自然~>

記者:
 いったん辞表を出した上でもう1度次の選挙に出るというつもりはありますか。
知事:
 出てもいいのですが、私が次に辞職をして選挙に臨めば、当選した場合は任期が7月末までしかありません。知らないのですか。職を辞してその直後に行われる選挙に当人が出馬して再選すれば、その人間の在任期間しか任期はありません。そういうことを考えれば、日本人は言わなくても判るだろうという表現でよく言いますけれども、大きな説明をしなくてもそういうことはあり得ないだろうということは分かりますね。