「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

県職員上がりの副知事に言いくるめられた川勝の哀れ

2010-03-04 22:15:00 | ノンジャンル
不用意な発言で物議を醸す川勝平太。
またもや、県議会での発言が波紋を広げている。

さきに空港畑の元県職員副知事がANAに支援策拡大を打診に行ったことを伝え、ANAと副知事の言い分に齟齬があったことを伝えた(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/545.html)が、その祖語についてを確認をするといった知事の判断は、副知事に言いくるめられたようで、県とANAとの関係は良好、とするものだった。
しかも、この見解を、副知事の報告を受けての私の判断として県議会で披露。加えて、「ANAの強烈な姿勢は(県にではなく)JALに向けられたもの」とまで言い切った。
川勝はANAが「JALもJALだし、県も県」と不満を表明した映像を見ていないのだろうか?報道の映像よりも役人の発言の方が信用できるということなのか。

当然、ANAサイドは「関係は良好とはいえない。うちは県に2回も抗議している。それで『良好』というのはよくわからない」(読売新聞)とのコメント。
怒りというよりも哀れだ。
最近聞く川勝評は大体共通しているところがある。
「いい人なんだけど・・・・」「悪い人ではないんだが・・・・」
要するに能力・手腕に疑問符が付いているのが現状だ。
今日行ったことが明日変わるかもしれないというぶれも疑心を生んでいる。

それもこれも、役人に依存しながら(というよりも、せざるをえないにもかかわらず)、一方で役人とは違うスタイル・考え方を求める、というアンビバレントな彼の感情が混乱を生みだしている。
今の民主党政権にも共通するところだ。

さらに、この混乱を招いている根源が役人対県民の構図だ。
本県の場合は空港をはじめとする問題での役人に対する県民の不信感が払拭されない限り、誰が知事であっても苦難は続くだろう。
搭乗率保証問題も始めは一刻を争うと言っていた(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/434.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/445.html)のに県民の期待に背き役人のペースに乗ってこれを放置してきたのが今の失態を生んでいる。
保証という一つの刺を抜いても終わらない。
その元凶静岡空港が県行政の癌だということを悟らない限り、県政の先は見えている。