「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

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自民党崩壊

2010-03-15 22:27:00 | ノンジャンル
今日、鳩山邦夫が離党、ついに自民党の崩壊が始まった。
組織には求心力が必要だ。
その求心力を支えるのが構成員の「期待」だ。
自民党が政権を失ったのは仕方ないとしても、問題はその清算をせず、国民に新しい方向性を示せず旧態依然のレッテルが染み付いてしまったことだ。
政権奪回への期待が無くなれば、構成員の期待はなくなり、同床異夢、呉越同舟の混沌状況になるのは必然。離党も当然一つの選択肢となる。
ただし、鳩山新党は失敗するだろう。
さきに離党した渡辺(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/150.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/309.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/317.html)らとは性格が違う。

国民が何を期待し、民主党政権の何がその期待を裏切ったのかが分かれば答えは明らか。例え新党に舛添や与謝野が合流しようとも国民からの期待は集められない。

それにしても気の毒なのは谷垣自民党総裁。政権という大権を失ったばかりに、人柄は悪くはないのだが、やはりリーダーとしての能力・実力に欠けるのが致命的。組織のトップに就きながら名ばかりで実権がない。
もちろん総裁だから規則上の権限はあるが、それはかなり限定されたものでしかなく、実権があるとは規則外のことでの影響力の有無だ。
まるで部下に距離を置かれたいわゆる中間管理職の悲哀のようなものを感じる。

新たな神輿ではなく、真に実力のあるリーダーが出てこない限り自民党は再興できないと自覚すべきだ。良くも悪くも小沢という実力者がいたから民主党が政権を取れたように。