「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

不正経理で取得した物品名、非公開から一転、公開との連絡

2011-01-21 22:38:00 | 近況活動報告
年末にも説明無責任の例として紹介した(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/708.html)不正経理によって税金で購入した物品類の非開示(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/705.html)について、一転、これを公開するとの連絡が県出納局から今日の昼にあった。

この件については既に1月4日付けで異議申立てを出納局宛て送付しており、これを受けての変更開示ということである。
ただし、業者名については引き続き非開示ということであり、異議申立ての主目的は物品名の開示であったが同申立てにおいては併せて広範に審査を要求しているため未だ有効ということで審査に付されることとなるが、「差替えによる不正経理に係る支出票を請求する」とすれば公文書の特定は十分可能であり、かつ昨日の見本のように業者名も確認できるため無意味と考えるのだが、おそらくは業者への一定の義理立てというところだろう。(なお、立場の弱い業者を追及する意図は全くないので全部の支出票を請求してまで確認することはない。)
異議申立てにおいては簡略に理由を記したのみで手の内は審査に付されてからの意見書においてと考えていたため肩透かしにあったようなものであるが、過ちを改めるにはばかることなかれ、であり、変更開示決定の方向は一定の評価をしたい。

もっとも、再び県庁に出向き開示閲覧をする方の身になってみれば、貴重な時間をどうしてくれるんだという気持ちであるが、公開の前進という活動成果の代償として甘受しよう。

さて、物品名非開示を前提とした検収した職員(契約内容に合致した納品があったかを確認した職員)の氏名を公開(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/705.html)という方針であるが、これについては既に支出票を請求中(会計事務職員は年度ごとの異動であるので件数の多い事務所は負担を考え年度当たり3件程度に抽出請求)であり年度内には入手できるが、昨年末の処分発表時に公費での負担に適さないものは変換させるとの発表もあったことも踏まえ、氏名公開の前提であった「「差替え」不正を行った職員に真の納品を確認するか返還を求める以外に闇を晴らすすべはないわけで」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/705.html)を欠くこととなったことから白紙とすることを決定した。