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<地権者の案内で昨年夏に現地調査した際の報告書の写真の一部(現実の制限を超えるか否かは断言できないものの収用の不備の重要な証拠物件として保全の必要があることは明らかだった)
参考図http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/284.html>
今日の新聞各紙の中で毎日新聞と中日新聞が報じたのが1年前の経緯についての県と地権者の主張の食い違い。
県の岩崎空港部長(国土交通省からの天下り)は地権者が立木の土地の工事をいったんは認めたがその後認めない態度に変節したかのように議会で主張したが、地権者は「地域の安全の観点から地すべり工事には応じたが、立木の土地の工事を認めないことは、合意文書を結ぶ前から主張していた」(毎日新聞)として謝罪以前の県の背信である。
この細かな現場における経緯の部分については、現場役人の性格からしてさすがに裸の王様にまで正確には報告されていないことは容易に想像できるが、もしかしたらこの天下り部長もご存じないのかもしれない。
証人の一人として断言するが、地権者の主張のとおり問題の立木についての合意は一切ない。ありえない。そればかりか、問題の立木を含めた度々の工事設計案に対し何度もそこは認めない肢鼕ムしていた。地権者自ら周囲を伐採したのも県がどさくさにまぎれて全部切りかねないからだ。
県は明らかに地権者を騙そうとしていた。
立木は開港に影響ない、地すべり対策には立木のある場所の工事も必要だ、と。
それが無理となったらお決まりの周囲からの圧力だ。
地権者は「問題の原因や責任、経緯の認識にこちらと大きなずれがある。こういう状態が続くと交渉の席に着くのは難しい」(中日新聞)と述べたそうであるが、それはそうだろう。
信念の人間に対して、嘘や金や圧力で向かい合うとは、どこまで愚かなのか。
今や県も議会ももはや開港さえできればいいという逃げの姿勢が明らか。
知事も「リコールでもされるのならばともかく、一定のめどをつけるのが私の責務」「前例のない2200mの暫定運用を実現するためには、自らが管理・監督者として陣頭指揮を執る必要がある。」(読売新聞)との開き直りに加え「2500m完全運用を実現するための道筋を確立することも、自身に課せられた当面の課題」などと、5期目への布石ともとれる発言まで飛び出す始末。
これには、もう言葉がない。勝手にしてくれ。