まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

地に光あれ/新雑句雑感(251)~プロローグ5の終わり

2017-11-13 22:26:28 | 新雑句雑感

更待やISもはや消えゆくのみ  宵闇の深きところに水の音  仮面の女街を色どる後の月  スプーンフル飽くなき蒼さ溢れだす(1960年代末の最先端ロック)  秋風を生きたる証しとして包む  3.11また一本松に日が昇る  パンムンジョム私は自由と走り出す(2017年11月13日板門店)  クラシックな恋春空の遠ざかる  ただならぬ光の満ちて更待月  地に光あれ宵待のこぼれ出す  ラジオ体操第三私は夢なのか  驟雨来る地湧の菩薩声しろし  一切経この世の哀れ噴き上がる  

「クリーム スプーンフル」の画像検索結果

クリーム 『SPOONFUL』 1966  結成当時の貴重な映像

https://youtu.be/9VKbNBKTd9Y?t=260

 

 


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【型はいらない】もう冬かもしれない・・残念・サンキュー大賞発表!/マイブログ大賞2017

2017-11-13 16:54:37 | エッセー・評論
戦争を知らぬ狐火太りだす   まほろば  自作部門  *「投稿俳句界」5月号【ダブル特選賞】
昨日の日曜は17度くらいはあり、よく晴れていました。まだしばらくは20度近い日が続くようです。6日が【一の酉】、7日が【立冬】とすでに冬のスタート地点に立っています。マイブログ大賞を2年ぶりに復活させ、いざ大賞をどの句にするかと、一瞬色めき立ったのですが、かんじんの俳句部門は該当無しとなりそうです。新しく作ったカラオケ部門からグランプリを選ぶしかありません。これまで自分の作品についても部門を設けて来ましたが、特に受賞などはなかったものの、俳句総合誌「俳句界」5月号の別冊(投稿版)の雑詠でダブル特選賞をいただいた以下の句がありました。俳人としての自分に起ったエポックの中の残念大賞は所属結社退会(同人辞退)でした。また、それに先立って3月にはもう一つの関西系結社(やはり新人賞・同人)が終刊となったことです。両者には各々3年間投句し、新人賞までいただいた場所だっただけに残念なことでした。反対に良いこともありました。35年前に出遭った歴史的俳人の同人誌(国際俳句雑誌)に参加したことです。ここは代表の存在感から事実上の結社といっても何ら不思議ではなく、前ニ者と入れ替わりに新たな出発をすることになったと考えたいと思います。・・・《続く》
 
【自作部門】
戦争を知らぬ狐火太りだす
【残念大賞】
所属結社2誌の終刊と退会
【サンキュー大賞】
新たに同人誌に参加

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【俳句の此岸】もしかして古いひと?私は《わたし》であることを隠し続けた/私とは誰か~プレおたく世代の現在(38)

2017-11-13 05:29:21 | エッセー・評論

*歴史的名曲『GOODBYE DAY(1981)』付

1970年代から80年代への時代の根底からする変容の中で、私は依然として《わたし》であり続けた。2010年代も終りに近づいている現在から振り返っても、大したものだと思う。すぐ上の【団塊の世代】の人々と社会の随所で遭遇することもあったが、彼らはもはやかつての全共闘でもヒッピーでもなかった。まだそんなことやってんの、もしかしてあの時のママ・・?などと、ただの説教好きのオヤジでしかなかった。私とはいえば、彼らは眼中に無く、すぐ後ろに続いた断崖のような【元祖新人類】や一回り年下の【ディープ新人類】に視線を向けざるを得なかった。彼らが決まって《わたし》に向けて言うのは、もしかして【古いひと】でしょう。団塊たちに置いてけぼりにされつつも、心の何処かで何ものかとまだ闘い続けていたわたしたちのあり方を指しての烙印であった。わたしは終っていないが、始めることも出来なかった木偶の坊のような存在であった。わたしはそのことを必死で隠し続けた。そうやって、1980年代が深まっていった。・・・《続く》

「来生たかお」の画像検索結果

団塊の世代で80年代初頭に頭角を現したシンガー&ソングライター来生たかお。彼らの同世代が、どのようにこの時代の激変を乗り切ったかが、その音楽に深く・・淡々と刻まれている。おのれをノスタルジーの対象にすることで、動かし難い1960年代の《自我》を圧倒的な生活の激流に抗して純粋培養することに成功した。その辛辣な第二の闘いのあげく、00年代には脳梗塞を患い、見事に死に花を散らした。

来生たかお 『GOODBYE DAY(1981)』 1990 LIVE IN NAGANO

https://youtu.be/klKQDRAeYN0?t=33


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曾良の日/新雑句雑感(250)~プロローグ5の終わり

2017-11-13 02:35:25 | 新雑句雑感

子と犬がただ一列に秋惜しむ  行く秋の新語大賞ちーがーうーだーろー  行く秋のクリスタルキングの大都会  遊行記にまだ余白あり秋惜しむ  行く秋や古代アンデス文明展(上野国立科学博物館)  曽良の日の青止めどなく秋流れ  行く秋の地蔵通りは闇ばかり  逝く秋の近江の橋を渡りけり  鉄塔の自在の揺れや秋惜しむ  秋惜しむ噴水に空もどりけり  雪が降る月の砂漠を冬近し  秋惜しむ大学ノートの裏表紙  インパールの白骨街道秋惜しむ  行く秋や赤坂コロッセアム光の渦  逝く秋のトワイライトゾーンといふビデオ

「琵琶湖大橋」の画像検索結果


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