夏の月人間はもともと蒼かった 大南風釘の打たれし窓ひとつ 炎天の蒼をあつめてゴジラかな 西日差す敗者の生きる意味探る 山滴る無用の長物として人体 滴りの余すところ無き夜空 片蔭ゆく戦後七十三年の死屍累々 中也の死これで三度目驟雨来る 劫署とは宇宙の塵になることか もう海に帰らぬ蟹の横歩き 毛虫焼く焼かれし後の時間あり 無謀にも尺取虫の影を踏む 夏蝶を成層圏に追い詰める
MIDNIGHT JAZZ
いちにちをつよく儚く盆踊り まほろば 最新作 即興
昨日の週明けから、また極暑ウイークが再開しました。週後半に地元の【盆踊り】が開催されます。その櫓が昨日早々と作られました。その３時間ほどの一部始終を見物していましたが、毎年のこととはいえそれは見事な職人芸でした。さて、あまりの暑さのせいか句作は滞ったままです。今月は月末投句が無く、８月の１０日締切りのものを早目にセレクトしておきたいと思います。５日の期間限定参加の結社誌への最後（９回目）の投句もあります。ここでは見事に干されました。次は８月末締切りの大賞なども控えていて、決してノンビリしていられません。今日当たり、少し気合を入れたいと思います。明日の夜７時から放送される３週振りの【カラオケバトル】も楽しみです。・・・《続く》
渋谷盆踊り大会 ２０１７