まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

水鳥の夢をついばむちからかな まほろば/新一人吟行記

2019-12-23 20:03:13 | 一人吟行記

水鳥の水脈虚空より始まりぬ

水鳥のごつんと岩のごときもの

水鳥の闇を押しやる水しぶき

水鳥の群れなしてなほ鳴き交わす

水鳥の夢をついばむちからかな

団扇扇子カレンダーの碑や鳰の湖(上野不忍池)

枯蓮の解かれてゆく夕日かな

ジャングルの鳰の着水見届けし

タワーマンション灯され蓮の枯れてゆく

枯蓮を映して水面揺れ始む

蓮枯れて弁天堂の発火せり

枯れ蓮の密厳浄土火の匂ひ

 

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【有馬記念】冬至過ぎ初日は... | トップ | 【新カラオケバトル】あなた... »

一人吟行記」カテゴリの最新記事