かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

名古屋地方気象台本庁舎(千種区日和町)

2009-09-23 | 名古屋の近代建築

地下鉄の本山駅を下車して北へ10分ほど歩き、住宅街の急な坂を上ると白い塔とドームのある建物が見えてきます。
大正から昭和にかけて流行ったセセッション風の幾何学模様の装飾のある塔は、観測用の機器を設置するためのもので、現在も風向、風速の観測が行われています。
現在も使われている大正時代の気象台は全国的にも希少で、少しでも長く現役でがんばって欲しいものです。

■名古屋地方気象台本庁舎/名古屋市千種区日和町2丁目
 竣工:大正12年(1923)
 構造:鉄筋コンクリート造1階建







■周囲の影響を受けないように観測用の機器は高い塔に設置されています
 大正~昭和にかけて多用された幾何学模様のモチーフは近代建築の見所のひとつ


■玄関ポーチの鋳鉄製の飾りにもひし形を発見


気象台のある高台を西に下ると、次の目的地の愛知学院大学です。