岐阜県各務原市の前野町に国登録有形文化財の火の見櫓があります。
火の見櫓も登録文化財として保存される時代になり、嬉しいやらちょっと寂しいやら複雑な心境です。
移り変わる町の景観とともに歴史を刻んできた火の見櫓、これからもずっとそこにある町のランドマークとして町を見守り続けます。
◆前野町の火の見櫓/岐阜県各務原市前野町4-2
竣工:昭和12年(1937)
施工:熊田商店鉄骨部
構造:鉄骨造
撮影:2007/11/03
高さ19m、四脚の鉄骨造、中間にも半鐘を設置
最上部の屋根は円錐形でお約束の渦巻き装飾もあります
~火の見櫓のバリエーション~
火の見櫓の構造は鉄骨三脚と四脚の2タイプ、望楼の屋根は、円錐、三角錐、四角錐の3タイプに分かれます。
反り返った屋根のてっぺんには風見や避雷針が取り付けてあるものも多いようです。
古い火の見の屋根には、たいてい渦巻き型の鋳鉄製の装飾が見られます。
採集場所:愛知県丹羽郡大口町