どこの町にも必ずあった昔ながらの煙草屋さん、最近では自販機の普及やコンビニで手軽に煙草が買えるようになり、見かけるのは廃業した煙草屋ばかりになってしまいました。
ところで昔ながらの昭和な煙草屋さんには欠かせないのがショーウインドウです。
このショーウインドウには基本形があって、下の台にあたる部分はタイル貼り、ウィンドウの上部には必ず「たばこ・TOBACCO」などの表示があります。
ショーウインドウのなかには煙草や販促用のポスターはもちろんですが、人形や手づくりの置物など、その店独自のディスプレイがほどこしてあり、それを見るのも楽しみの一つでした。
今ではかなり貴重な存在になってしまった「昔ながらの昭和の煙草屋さん」、いつまでも街角の風景に残ってほしいもののひとつです。
■このブログのタイトルの「角の煙草屋」はこの店がモデルです(岐阜県下呂市)
■豆タイルの貼られたショーウインドウには手づくり感満載のペーパークラフトが並びます
■こちらも昭和の正統派煙草店~ショーウインドウが二つ設置されているのはかなり珍しいのでは?(愛知県一宮市)
■上部のタバコの表示も剥げ落ちたかなりの年代物ですが、白地にグリーンの装飾タイルがさわやかです
■つげ義春の漫画に出てきそうな昭和の哀愁が漂う煙草屋(愛知県碧南市)
■真ん中に一つポツンと置かれた人形が寂しそう