今年になってから自宅周辺の旧街道散策(徒歩・自転車)にはまっています。
旧街道は近世以前(江戸時代より前)の宿場町や古い神社仏閣めぐりというイメージがあり、明治~昭和の街角の風景・建築に興味のあるわたしにとって、あまり魅力的なコースには思えませんでした。
ところがためしに旧街道沿いを散策してみると、戦前~昭和にかけての近代の街角の風景が残っている地域が多く、あらためて旧街道の魅力を再認識することができました。
これは考えてみれば当たり前の話で、近世に発達した旧街道沿いの町並みは明治以降も引き継がれ、近代化の波もその地方の産業、商業、交通の拠点である旧街道沿いの町から始まったのです。
そんなわけで、旧街道沿いの町には近代建築の蓄積量も多く、現存している有名な近代建築はもちろん、 昭和40年代頃までの人々の暮らしを感じさせる街角の風景が今も随所に残っています。
以前、岐阜街道の宝江渡し~真清田神社(愛知県一宮市)の様子をお伝えしましたが、今回は宝江渡しから木曽川を渡り、岐阜県笠松町から岐阜市まで街道沿いのポタリングを楽しみました。
■今回の出発点、笠松みなと公園にある笠松渡船場跡から対岸宝江渡し跡(愛知県一宮市)を望む~右手に見えるのは改修中の木曽川橋
■笠松みなと公園の案内板~赤のラインが岐阜街道
■岐阜街道の笠松の起点になる港町~訪れた日(4月14日)はちょうど笠松春まつりの最終日で、「大名行列お奴」が待機中でした
■岐阜街道(上本町)沿いを、本まつりのオープニング新笠松音頭のパレードが進みます
■笠松問屋跡と鮎鮓街道の碑(下本町)
■岐阜街道は名鉄笠松駅西側を北上、境川を渡ると岐阜市に入り県道14号線に合流します(下の写真は合流地点の岐阜市西川手界隈)
県道14号を境川沿いに北へ走り、中仙道との合流点を目指します。 岐阜街道(2)に続く・・・