今日は昼から時間が空いたので、3時間ほど日曜恒例のポタリングに出かけました。いつもの木曽三川公園をめぐる木曽川堤防のサイクリングコースをひとまわりすると、心地良い汗を流せました。ところでこの時期になると木曽川河畔は一斉に黄色い花に埋め尽くされます。岐阜県各務原市、愛知県江南市、一宮市の木曽川堤防斜面や河原は、オオキンケイギクの一大群生地になっているのですが、最近はその繁殖力が災いし侵略的外来種として駆除の対象になっています。
オオキンケイギクを木曽川の堤防で初めて見たのは20年ほど前になります。最初は堤防道路の路肩に5月~6月頃になるとぽつぽつと黄色い可愛い花をつけていました。それが年々ものすごい勢いで広がり、気がつくと各務原~江南の木曽川の堤防斜面は、一面オオキンケイギクのお花畑になっていたのでした。
このオオキンケイギクが外来生物で、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているのを知ったのは数年前のことですが、その繁殖力からするとさもありなんという感じです。もともとは観賞用に輸入され、繁殖力が強く荒れ地でも生育可能なので、緑化用に瞬く間に日本全土に広がったようです。意図せず何かと一緒に自然に入ってきたものは仕方がないとしても、人の手によって意図的に導入され、都合が悪くなったら駆除するという例(ジャンボタニシやブラックバスなど)も多いようです。どんな生物でも種を残すために繁殖するのは自然の摂理、外来生物といえどもそのこと自体に罪はないと思うのですが。過去には人間の都合で絶滅した種も数知れませんが、オオキンケイギクはそんな事情はどこ吹く風、今年も変わらず花を咲かせています。
■木曽三川公園かさだ広場東側の河原に群生するオオキンケイギク(岐阜県各務原市)
侵略的外来種といういかめしい名を付けられていますが、一面の花畑はやっぱりきれいです
■木曽川沿いのサイクリングロードにも進出しています
■河川環境楽園にちょっと寄り道
淡水魚専門の水族館としては世界最大級の岐阜県世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ)があります(岐阜県各務原市)
■木曽川から導水した木曽川水園
■愛知県側木曽川堤防のサイクリングロード~向かって左側の塔はツインアーチ138(愛知県一宮市)
■サイクリングロードより名岐バイパス(国道22号)木曽川橋梁を望む
JR岐阜駅前の高層ビル、岐阜シティ・タワー43と岐阜スカイウイング37が遠望できる
■ウマ、パンダ、トラ、シマウマさんたちは、みんなホニュウ類の仲良しグループ。
カエルさんはリョウセイ類なので仲間に入れません。
撮影:2014/05/25