大門交差点の角に建つ八十二銀行大門町支店は、戦前の近代建築と思いきや、大正時代に建てられた旧建物の外観をイメージ保存した現代建築です。善光寺参道の歴史的景観に配慮して、旧建物の外観を継承しつつ平成9年に建て替えられました。塔屋やセセッション風の装飾も忠実に再現されていて、他の近代建築とともに善光寺参道の景観保存に大きな役割を果たしています。
■八十二銀行大門町支店/長野県長野市大門町63-1
竣工:平成9年(1997)/旧建物(大正13年築)のイメージ保存
設計:清水建設/高橋俊太郎
施工:清水建設/清水組
撮影:2017/11/26