かねてから興味のあった映画「土を喰らう十二カ月」が八幡市民文化センターで上映されてので出かけた。
八幡市民文化センターまでは車で40分余り、13:30の午後の部だったので12時過ぎに家を出る。今日も相変わらずの猛暑。車のエアコンも日射しの強さに負けそうになる。第二駐車場は広いが遮るものがなく、鉄板の上であぶり焼きされている感じだった。映画の冒頭シーンは松たか子演じる担当編集者の真知子が当東京から、信州の山里に住む作家のツトムの家まで車を走らせるものだった。。高層ビルの立ち並ぶなかを高速道路を飛ばし、だんだんと田園風景に変わり、やがて山里の奥深くへと入るが、立春の候、ツトムの家のまわりはまだ雪で覆われている。そのシーンに涼を感じた。
原案になった水上勉にエッセイでは月ごとの章で進むが、脚本にするときに中江監督がより季節の変化を感じる二十四節気に変更したとあった。旧暦のある暮らしを心がけている私には心弾むものがあった。
タイトルの「土を喰らう」とは、旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くこと。その食に向き合う姿勢に、今この瞬間を大切に生きることの大切さがじんわりと伝わってくる、
自然の営みの美しさとともに人間関係の微妙な難しさを織り込んで「生きるとは」を考えさせられた。111分の仮想空間から出た瞬間、照りつける太陽と夏空で現実に引き戻された。帰り道の途中にある松花堂庭園に少しだけ立ち寄った。
八幡市民文化センターまでは車で40分余り、13:30の午後の部だったので12時過ぎに家を出る。今日も相変わらずの猛暑。車のエアコンも日射しの強さに負けそうになる。第二駐車場は広いが遮るものがなく、鉄板の上であぶり焼きされている感じだった。映画の冒頭シーンは松たか子演じる担当編集者の真知子が当東京から、信州の山里に住む作家のツトムの家まで車を走らせるものだった。。高層ビルの立ち並ぶなかを高速道路を飛ばし、だんだんと田園風景に変わり、やがて山里の奥深くへと入るが、立春の候、ツトムの家のまわりはまだ雪で覆われている。そのシーンに涼を感じた。
原案になった水上勉にエッセイでは月ごとの章で進むが、脚本にするときに中江監督がより季節の変化を感じる二十四節気に変更したとあった。旧暦のある暮らしを心がけている私には心弾むものがあった。
タイトルの「土を喰らう」とは、旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くこと。その食に向き合う姿勢に、今この瞬間を大切に生きることの大切さがじんわりと伝わってくる、
自然の営みの美しさとともに人間関係の微妙な難しさを織り込んで「生きるとは」を考えさせられた。111分の仮想空間から出た瞬間、照りつける太陽と夏空で現実に引き戻された。帰り道の途中にある松花堂庭園に少しだけ立ち寄った。