素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ハ行転呼 (はぎょうてんこ)

2023年08月03日 | 日記
 「は」「へ」「を」のことをいろいろ調べていたら『ハ行転呼 (はぎょうてんこ)』という言葉に出合った。

ハ行転呼音とは、語中・語末のハ行の子音が、ワ行音になったことを言います。
そもそも、「転呼音」というのは、語中・語尾の音を、その語の書き表す仮名の発音ではなく、別の音に発音することをいいます。
ハ行の仮名をワ行で呼ぶことを、ハ行転呼音といいます。

このハ行の子音がワ行音化したのは、平安時代前期頃と言われている。
ハ行転呼音の例としては、かは・川(かわ)、あはれ(あわれ)、こひ・恋(こい)、かふ(買う)、うへ・上(うえ)、いは・岩(いわ)である。発音の上では、ワ行音に変化していたが、表記は長らくハ行音で記載されていた。

このような表記と発音のずれは古文でお馴染みだったが、あらためて深く考えさせられた。

なお、明治時代以降から第二次世界大戦までの間に、公文書や学校教育などで用いられた仮名遣いである歴史的仮名遣いでも、ハ行転呼音はハ行のままで表記されていた。ただ、第二次世界大戦後に現代仮名遣いが決められたときに、現代の発音に従ってワ行音で表記されるようになった。

 だから、現代仮名遣いでの助詞の「は」や「へ」が、発音上は「わ」や「え」だが、「は」と「へ」と表記するのは例外なのだ。英語でもそうだったが、私が嫌いだったのは約束をしたとたんに例外がいっぱいでてきて、しかも、それがテストでよく出された。

 孫もその苦難の道を歩き出したわけだ。テストから解放されている私は、今、言語を楽しんでいる。

 
コメント
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