八幡市文化センターでの映画「土を喰らう十二カ月」には、妻と妻の友人Mさんの3人で出かけた。その帰りあまりの暑さにかき氷を食べるために「さと」へ立ち寄った。映画の中で、奈良岡朋子扮する主人公ツトムの義母の葬儀の場面が話題になった、「昔は、ああやって自分の家で葬儀をして隣近所の人が賄いをしていたな」と友人が切り出すと、妻が「父や母の時はそうだった」と当時のドタバタした舞台裏を懐かしんだ。
その時、私が驚いたのは来客に、お茶を出す代わりに讃岐うどんを出すことだった。「やっぱり讃岐うどんは香川県人のソウルフードだから」と讃岐うどんのこしの強さを妻は自慢した。するとMさんが「讃岐うどんはかたくて苦手。私は大阪育ちだから大阪うどんのもっちりした食感がなじんでいる」ときた。そこで私が「麺のやわらかさ、もっちり感は伊勢うどんかな」と切り出すと、うどん談議に花が咲いた。妻はかねてからの時論「伊勢うどんは、麺もつゆもうどんではない」をゆずらない。Mさんは「麺の食感は、讃岐より伊勢の方が好きだが、つゆはやはり、ダシのよくきいた大阪が1番」と言う。
小さい頃から馴染んできたものは、舌にしみついているということで、それぞれの良さを認め合おうということで落ち着いた。するとMさんは「名古屋の味噌煮込みうどんの麺のかたさは耐え難い」と名古屋の知人が連れていってくれた味噌煮込みうどんの思い出を話した。「もっとしかり煮てよ」と思わず言ってしまったそうだ。知人は「これでいいのだ」とおいしそうに食べたが、二度と食べたくないと思いながら噛みしめたと笑った。私も、名古屋で5年暮らし、友人に初めて味噌煮込みうどんの店に連れて行ってもらった時にMさんと同じだったので「よくわかる」と相槌を打った。しかし、私は、その後「味噌煮込みうどん」にはまってしまい、大阪に来た当初は無性に食べたくなって困った。
今の私の中では、讃岐、伊勢、大阪、名古屋のそれぞれのうどんが仲良く同居している。
その後も、魚、雑煮など職にまつわる他愛のない話を楽しんだ。コロナでこういう時間が奪われてしまったとあらためて思った。
その時、私が驚いたのは来客に、お茶を出す代わりに讃岐うどんを出すことだった。「やっぱり讃岐うどんは香川県人のソウルフードだから」と讃岐うどんのこしの強さを妻は自慢した。するとMさんが「讃岐うどんはかたくて苦手。私は大阪育ちだから大阪うどんのもっちりした食感がなじんでいる」ときた。そこで私が「麺のやわらかさ、もっちり感は伊勢うどんかな」と切り出すと、うどん談議に花が咲いた。妻はかねてからの時論「伊勢うどんは、麺もつゆもうどんではない」をゆずらない。Mさんは「麺の食感は、讃岐より伊勢の方が好きだが、つゆはやはり、ダシのよくきいた大阪が1番」と言う。
小さい頃から馴染んできたものは、舌にしみついているということで、それぞれの良さを認め合おうということで落ち着いた。するとMさんは「名古屋の味噌煮込みうどんの麺のかたさは耐え難い」と名古屋の知人が連れていってくれた味噌煮込みうどんの思い出を話した。「もっとしかり煮てよ」と思わず言ってしまったそうだ。知人は「これでいいのだ」とおいしそうに食べたが、二度と食べたくないと思いながら噛みしめたと笑った。私も、名古屋で5年暮らし、友人に初めて味噌煮込みうどんの店に連れて行ってもらった時にMさんと同じだったので「よくわかる」と相槌を打った。しかし、私は、その後「味噌煮込みうどん」にはまってしまい、大阪に来た当初は無性に食べたくなって困った。
今の私の中では、讃岐、伊勢、大阪、名古屋のそれぞれのうどんが仲良く同居している。
その後も、魚、雑煮など職にまつわる他愛のない話を楽しんだ。コロナでこういう時間が奪われてしまったとあらためて思った。