埼玉県八潮市の県道で、28日に道路が陥没、トラックが転落する事故が発生した。最初にニュースを見た時はすぐにトラック運転手も救出されるだろうと軽く考えていたが、時間が経過するにつれ事態はどんどん深刻化して、3日経った今でも運転手は救出されず、陥没範囲も拡大し住民生活にも支障が生じてきている。
埼玉県によると最初の陥没は下水道管の破損が原因とみられ、続く陥没は汚水が周囲の土を削って起きた可能性があるということで、周辺でさらに陥没が起きるおそれもあることから下水をできるだけ流さないようにとの呼びかけがなされている。
また、県は、汚水があふれないよう上流部で、くみ上げて塩素で消毒し川に流す緊急放流を29日夜から始めた。緊急放流は飲み水や農業用水として水が利用されない川で行われ、県は環境への影響は問題ないとしていて、今後、新たに2つの河川でもできないか調整しているということだが影響の長期化は避けられない状況となってきた。
他にも28日からインターネットなどの回線が利用できなくなっていることも報じられていた。NTT東日本によると、現場周辺では、事故の影響で道路の下に埋められている通信ケーブルが断線したため、光回線を利用したインターネットや電話がおよそ1300回線、固定電話がおよそ400回線、利用できなくなっている。現場では作業員が状況を確認しているが、復旧の見通しは立っていない。
この3日間、テレビを通じて事故現場の状況を見るにつけ我々の日常に潜む危険というものを否が応でも考えさせられる。「日本の進む道」(毎日新聞出版)で養老孟司さんと藻谷浩介さんは南海トラフ大地震が起きた場合の社会インフラの崩壊について危惧されていたが、決して絵空事ではないと思った。
上下水道、電気・ガスなどが使えなくなったら社会が機能しなくなることは必至。とても脆い基盤の上で生活していることを自覚して、もしもに備えていく必要があることを改めて思った。
埼玉県によると最初の陥没は下水道管の破損が原因とみられ、続く陥没は汚水が周囲の土を削って起きた可能性があるということで、周辺でさらに陥没が起きるおそれもあることから下水をできるだけ流さないようにとの呼びかけがなされている。
また、県は、汚水があふれないよう上流部で、くみ上げて塩素で消毒し川に流す緊急放流を29日夜から始めた。緊急放流は飲み水や農業用水として水が利用されない川で行われ、県は環境への影響は問題ないとしていて、今後、新たに2つの河川でもできないか調整しているということだが影響の長期化は避けられない状況となってきた。
他にも28日からインターネットなどの回線が利用できなくなっていることも報じられていた。NTT東日本によると、現場周辺では、事故の影響で道路の下に埋められている通信ケーブルが断線したため、光回線を利用したインターネットや電話がおよそ1300回線、固定電話がおよそ400回線、利用できなくなっている。現場では作業員が状況を確認しているが、復旧の見通しは立っていない。
この3日間、テレビを通じて事故現場の状況を見るにつけ我々の日常に潜む危険というものを否が応でも考えさせられる。「日本の進む道」(毎日新聞出版)で養老孟司さんと藻谷浩介さんは南海トラフ大地震が起きた場合の社会インフラの崩壊について危惧されていたが、決して絵空事ではないと思った。
上下水道、電気・ガスなどが使えなくなったら社会が機能しなくなることは必至。とても脆い基盤の上で生活していることを自覚して、もしもに備えていく必要があることを改めて思った。