素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

『亀蔵」目線で見れば

2014年07月20日 | 日記
 背が高いのでよく威圧感を感じると言われることがたまにある。そんなつもりはなくとも自然と上から目線になってしまうからかもしれない。目線の高さが違えば見ている景色も違うのだろうな?とも言われ意識的にかがんで見たこともあった。

 そんなこともあり、散歩に連れられている犬、特に小型犬などを見かけると、「君らからはどんな風に世界はみえているのかなあ?」思わず聞きたくなる。庭にいるアリやダンゴムシ、トカゲなども然りきっと全く別の世界が開けているに違いない。

 新しい水槽の『亀蔵』、居心地が良いのか活発に動いている。水面の上に首を出している時は、どの方向からでも3mぐらいの距離に近づくと反射的に首をひっこめる。そういう時同じように『亀蔵』にはどういうふうに見えているのかな?と訊ねたくなる。繰り返し行なっている水槽の側面への反応がなんとなく面白いので、上から眺めている目線を下げて、『亀蔵』目線まで下げて見た。「ひょっとして亀蔵は、仲間がいると思っているのでは?」という仮説が頭をもたげてきた。
  亀蔵に尋ねることも、水槽の中に顔を突っ込むわけにもいかないが、水槽の中から見ている景色はきっと違うものがあるのだろう。海遊館の大きな水槽に入ればわかるかもしれない。というようなことも思いつつ、しばし、『亀蔵』目線でその動きを追っていた。水槽の角の部分でよく首を水面に向かって伸ばしているのも自分以外の亀の姿を上、横にとらえているのかもしれない。
  うだるような昼下がり、しばし現実から離れた。引き戻してくれたのは雷鳴と雨粒の音。今日も大急ぎで洗濯物を取り込むことになった。 
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