素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

交野市立教育文化会館歴史民俗資料展示室の吉向松月窯展へ

2024年02月03日 | 日記
 交野で唯一と言ってもよいレトロな建物が倉治にある。昭和 4(1929)年に 交野無尽金融株式会社の社屋として建てられ、昭和17(1942)年に 近畿無尽金融株式会社の新立合併に際し、金澤泰治社長より、交野町へ庁舎として寄贈された後、昭和48(1973)年 庁舎移動に伴い、交野市立教育文化会館と改名し、文化的な活動施設として利用され、平成16(2004) 年交野市内の歴史を紹介する「交野市歴史民俗資料展示室」を新たに開設した。平成19(2007) 年には国の登録有形文化財として登録された。
  1月31日(水)から、大阪の古窯で私市で工房を構える吉向松月窯の展示会が開かれいる。5月12日(日)までだが「思い立ったら吉日」と久しぶりに歴史民俗資料展示室を訪れた。
玄関を入った正面には季節の飾り「おひなさま」、右手には迫力ある「ヘラジカの頭部剥製」が出迎えてくれた。
 
受付の窓口には、吉向焼の花瓶と生け花があった。

 今回のテーマは「開窯220年の歩み EP.1.吉向焼の起こりと文化人」で、初代吉向(戸田治兵衛)が幕末に大坂十三に窯を築いてから現在の9世まで、各代々が伝統の中に種々の技術を取り入れ吉向焼として独自の焼き物を目指して来た歩みを知ることができた。
   

 1階奥の常設展示場には、考古資料を中心に、交野の歴史を伝える文化財の展示があり、旧石器時代(布懸遺跡他)、縄文時代(神宮寺遺跡他)、弥生時代(私部城遺跡、南山遺跡他)、古墳時代(森古墳群、交野車塚古墳群、倉治古墳群、森遺跡他)の美術工芸品(考古資料)や
【府指定文化財】の交野東車塚古墳出土品、【市指定文化財】倉治古墳群出土品、 【市指定文化財】星田薬師寺薬師如来立像、廃常徳庵阿弥陀如来立像などを見学してきた。
   こじんまりとした空間であったが、歴史と文化の薫を感じることができた。 

     
    

     

 

  

 



 
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