正が来た4年前、この集落で犬の散歩の際にフンの始末をする人は、くまとうさぎの他にはたったひとりしかいませんでした。ふたりは正と散歩する時、いつもウンチの袋をわざと目立つようにブラブラさせて歩きました。
その後、始末をする人は次第に増えていきました。しかし、いまだに7割もの人たちが、そのまま放置していきます。田んぼのあぜ道や草むらなどならまだよいのですが、町道や建物の出入り口前などはほんとうに迷惑ですし不快でなりません。。
少し前のことです。町道に面しているふたりの家の勝手口の前に毎日のようにウンチが放置されるようになりました。外構がオープンになっていて門扉がありませんので犬が入ってしまうのでしょうが、それにしてもひどすぎます。毎朝、勝手口のドアを開けるとまん前に大きなウンチがあるのです。
飼い主がついていながらと本当に腹がたちました。犯人はだいたい見当がつきました。しかし現場を押さえなければ証拠がないので文句を言うことができません。だからといってずっと見張っているわけにもいきません。
いろいろ考えた末、うさぎはポスターを作りました。あれこれ文言を考え、パソコンからイラストを選んで印刷し、ラミネート処理をして家のまわりの4ヶ所に貼りました。
するとどうでしょう!効果てきめん。翌日から勝手口のウンチが消えました。やっぱり少しは後ろめたかったのでしょうか。その日からいつも裏を通っていたオッサンと中型犬が表通りの向こう側を通るようになってふたりの家には近づかなくなりました。
やっぱりあいつが犯人だったのか・・・。行為を改めるのではなくて、ただ、うるさいところを避けていくだけ、というのがいかにもこの田舎町らしくて嫌だなあとうさぎは思います。でも、うさぎはあきらめません。色があせたり雨で汚くなるたび印刷し直して今もポスターを貼り続けています。

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