西白井駅から北に延びる道には、およそ2kmに渡りサクラが植えられていて、4月の初めには見事な景色が続きます。
また、その歩道脇にはツツジが植えてあり、初夏には道行く人の目を楽しませてくれます。
さて、ツツジの剪定と何度か目の下草刈りが終わると、一斉に芽を出し花を咲かせるのがツルボです。
特に、小学校の真向かいの100mほどの歩道脇には、密集したツルボが花を咲かせ、この時季でもお花を見ながら散歩ができます。
車で通り過ぎる人は見逃してしまうでしょうね。ゆっくり歩く人だけが楽しむことができます。
ツルボは、キジカクシ科ツルボ属の球根植物で、すっくらと伸びた花茎の先に総状花序をつけ、ピンク色の花を咲かせます。
花は花序の下の方から開き、徐々に先端へと開いていきます。これは線香花火が徐々に燃えて行くに従い、花火が勢いと彩を増すのに似ています。最後に開いた、花序の頭頂に咲いたお花が、一番鮮やかでまぶしく見えるのです。
ツルボのお花見の後、いつもの散歩道でヤブラン(キジカクシ科ヤブラン属の多年草)がきれいに咲いていました。
ツルボとは同じキジカクシ科のお花ですね。
このお花が咲くと、秋も深まりつつあると思いますが、今日の日中はまだ30℃近くありました。
昼間はクーラーが欠かせない一日でした。