shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

ヒガンバナ乱舞 - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2019-09-26 10:53:48 | みんなの花図鑑
ヒガンバナの季節だ。
ブログにもヒガンバナの投稿が増えてきて、私も毎年撮影しているところへ行ってみた。

あれあれ、もうお花が終わりではないか・・
雄しべの先の葯には花粉が残っていない・・

諦めて、翌日違うところを歩いていると、咲いていた!
赤・白、乱舞ではないか!

夢中になって、写真を摂ったら、やぶ蚊にやられた。
帰ってみると、6か所も刺されていた。

ところで、ヒガンバナは三倍体。受粉しても不稔のはずだ。一生懸命つける花粉は何かの役に立つのだろうか?
蝶や蟻がお花に集まってきていた。何らかの役に立っているのだろうね、きっと。














以下は9月28日に追記しました。
ヒガンバナが、毎年同じような時期に、土の中から一斉に芽を出すのが不思議でした。
ヒガンバナの発芽のタイミングについて、「植物Q&A」というサイトに詳しく載っていましたので、関連部分を引用しました。

 『 彼岸花はどうやって季節を知るのですか?』について私の考えを述べさせて頂きます。
1.ヒガンバナは普通9月中・下旬に開花し、開花後に葉を地上に展開させ、翌年の5月中・下旬に葉が枯死し、夏を越します。一方、球根内での花芽の分化・発達についてみますと、花芽分化は葉が生育中の4月下旬に始まります。葉が枯れた後の6月中旬に雌ずい形成期、8月下旬に花粉形成期と発達して、9月中・旬に開花します。
2.冬期、最低20℃程度の加温室で栽培すると夏にも葉を展開させて常緑性になります。しかし、このような条件下では、花芽は分化しません。このことから、ヒガンバナの花芽分化には低温遭遇を必要とし、低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。
3.花芽分化および雌ずい形成までの発育適温は25〜30℃付近にありますが、分化・発育の可能な温度範囲は10〜30℃で広いことから、自然条件下では温度が上昇に向かう4月下旬から花芽分化が始まるようです。
4.雌ずい形成期に達すると、それまでの発育を促した高温(25〜30℃)ではかかえって発育が抑制され、適温は20℃付近に低下します。自然環境下での開花が9月中・下旬になることや関東での開花が関西より10日ほど早くなるのは、この発育適温の低下によるものといえます。
5.以上のように、ヒガンバナは温度(特に地温)を感じて花芽の分化および発達が進行しているようです。また、花芽分化に対して低温はバーナリゼーションとして作用しているようです。
森 源治郎(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1082



コメント (6)
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